高次脳機能障害で精神科で診断書を書いてもらう場合、初診日はうつの初診日をかいてもらうのですか?

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高次脳機能障害で精神科で診断書を書いてもらう場合、初診日はうつの初診日をかいてもらうのですか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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私の夫は1年前にくも膜下出血を起こし、高次脳機能障害と診断されています。

当初は脳神経内科だったのですが、もともとうつの症状で精神科に通っていたので、処方も精神科でしてもらうようになり、現在は精神科のみ通院しています。

障害年金の申請を検討しているのですが、精神科で診断書を書いてもらう場合、初診日はうつの初診日をかいてもらうのですか?

 

ご質問者様の場合、初診日はくも膜下出血のために初めて医療機関を受診した日になるでしょう。そのため、当初受診していた脳神経内科で受診状況等証明書を作成してもらいましょう。

初診日とは

障害の原因となった傷病について、初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

具体的には次のような場合が初診日とされます。

  1. 初めて診療を受けた日(治療行為又は療養に関する指示があった日)
  2. 同一の傷病で転医があった場合は、一番初めに医師等の診療を受けた日
  3. 過去の傷病が治癒し同一傷病で再度発症している場合は、再度発症し医師等の診療を受けた日
  4. 傷病名が確定しておらず、対象傷病と異なる傷病名であっても、同一傷病と判断される場合は、他の傷病名の初診日が対象傷病の初診日
  5. 障害の原因となった傷病の前に、相当因果関係があると認められる傷病があるときは、最初の傷病の初診日が対象傷病の初診日
  6. 先天性心疾患、網膜色素変性症などは、具体的な症状が出現し、初めて診療を受けた日

※ただし、知的障害の場合は、出生日が初診日となります。

 

ご質問者様の場合、くも膜下出血を起こしたのは1年前とのことですので、あと半年ほどで障害認定日が到来し、申請が可能となります。

障害認定日とは

障害認定日とは、障害の程度の認定を行うべき日をいい、原則として、

  • 初診日から起算して1年6月を経過した日
  • 傷病が治った日(その症状が固定し、治療の効果が期待できない状態に至った日を含む)

のいずれか早い日となります。

 

高次脳機能障害の認定基準は以下の通りですので、参考にしていただき、障害認定日の到来を待って申請をご検討されてはいかがでしょうか。

高次脳機能障害の認定基準

【1級】

  • 高度の認知障害、高度の人格変化、その他の高度の精神神経症状が著明なため、常時の援助が必要なもの

【2級】

  • 認知障害、人格変化、その他の精神神経症状が著明なため、日常生活が著しい制限を受けるもの

【3級】

  • 認知障害、人格変化は著しくないが、その他の精神神経症状があり、労働が制限を受けるもの
  • 認知障害のため、労働が著しい制限を受けるもの

※高次脳機能障害とは、脳損傷に起因する認知障害全般を指し、日常生活または社会生活に制約があるものが認定の対象となります。

 

障害年金の申請について

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