脊髄小脳変性症になった場合は、障害年金の等級がいくつなのか教えてください。

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脊髄小脳変性症になった場合は、障害年金の等級がいくつなのか教えてください。

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

私の40歳の娘は、10年前から原因不明の症状に悩まされ、

昨年、脊髄小脳変性症という難病と診断されました。

会社も退職し、自宅療養をしていますが、われわれも高齢となるため、将来が心配です。

障害年金がもらえたらと思うのですが、

脊髄小脳変性症になった場合は、等級がいくつなのか教えてください。

 

本回答は2017年5月時点のものです。

 

障害年金は、病名によって等級が決まるものではありません。

障害の程度の認定は、障害の状態の基本に加え、

それぞれの「障害等級認定基準」に定めるところにより行われます。

 

障害年金の各等級に該当する障害の状態の基本は以下の通りです。

各等級の障害の状態の基本

  • 1級…日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの
  • 2級…日常生活が著しい制限を受けるかまたは日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの
  • 3級…労働が著しい制限を受けるか又は労働に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの
  • 障害手当金…「傷病が治ったもの」であって、労働が制限を受けるか又は労働に制限を加えることを必要とする程度のもの

 

ご質問内容からは、脊髄小脳変性症による障害の状態がわかりかねますが、

起立や歩行など、平衡機能に影響が出ているものであれば、

平衡機能の障害の認定基準により判断されることが考えられます。

 

各等級に該当する障害の状態は以下の通りです。

平衡機能の障害の認定基準

【2級】

  • 四肢体幹に器質的異常がない場合に、閉眼で起立・立位保持が不能
  • 開眼で直線と歩行中に10メートル以内に転倒あるいは著しくよろめいて歩行を中断せざるを得ない程度のもの

【3級】

  • 閉眼で起立・立位保持が不安定で、開眼で直線を10メートル歩いたとき、多少転倒しそうになったりよろめいたりするがどうにか歩き通す程度のもので、労働能力が明らかに半減しているもの
  • めまいの自覚症状が強く、他覚所見として眼振その他平衡機能検査の結果に明らかな異常所見が認められ、かつ、労働が制限を受けるか又は労働に制限を加えることを必要とする程度であり、症状が固定していないもの

 

ご質問内容からは、等級の判断まではしかねますが、

上記以外にも疾患が併存している場合は、

併合によりさらに上位等級に認定される可能性も考えられます。

申請を検討されてはいかがでしょうか。

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当の状態なのに3級となったり不支給となったり

というケースが数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

私は元厚生労働省の事務官ですので、

役所の論理・理屈を理解しており、これまで90%以上の確率で認定を得ています。

もし社労士への依頼を検討される場合は、こういった点も合わせてお考えください。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。

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