多発性硬化症で両足の機能に障害があり、身体障害者手帳2級になりました。障害年金1級になりますか?

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多発性硬化症で両足の機能に障害があり、身体障害者手帳2級になりました。障害年金1級になりますか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私は2年ほど前に足のしびれがあり受診したところ、多発性硬化症と診断されました。

現在は両足の機能に障害があり、身体障害者手帳2級になりました。

外出は車いすです。

これは障害年金の1級になりますか?

ちなみに2年前は会社員で厚生年金に加入していました。

現在妻と21歳の息子がいますが、年金額はいくらになるでしょうか?

本回答は2019年4月現在のものです。

 

多発性硬化症のため両下肢の機能に障害があり、身体障害者手帳2級とのことですので、

障害の状態は、「両下肢の機能の著しい障害」であることが拝察されます。

下記の障害年金の認定基準に照らし合わせると、1級に相当する可能性も考えられます。

 

下肢の障害の認定基準

【1級】

  • 両下肢の機能に著しい障害を有するもの…両下肢の3大関節中それぞれ2関節以上の関節が全く用を廃したもの

【2級】

  • 両下肢の機能に相当程度の障害を残すもの、例えば、両下肢の3大関節中それぞれ1関節の他動可動域が、「肢体の障害関係の測定方法」による参考可動域の2分の1以下に制限され、かつ、筋力が半減しているもの
  • 一下肢の用を全く廃したもの…一下肢の3大関節中いずれか2関節以上の関節が全く用を廃したもの
  • 身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であって、日常生活が著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの

 

※日常生活における動作と身体機能との関連は、厳密に区別することはできませんが、

おおむね次の通りとされています。

【下肢の機能】

  • 片足で立つ
  • 歩く(屋内)
  • 歩く(屋外)
  • 立ち上がる
  • 階段を上る
  • 階段を下りる

 

ご質問内容からは、具体的な筋力や関節可動域等がわかりかねますが、

認定が得られる可能性が考えられますので、申請を検討されてはいかがでしょうか。

 

なお、初診日の時点で厚生年金に加入している場合は、

障害厚生年金の申請になります。

障害年金の支給額は平成31年現在、以下の通りとなっています。

障害年金の支給額(平成31年)

  • 障害基礎年金1級…年975,100円
  • 障害基礎年金2級…年780,100円
  • 障害厚生年金1級…年975,100円+報酬比例の年金額×1.25
  • 障害厚生年金2級…年780,100円+報酬比例の年金額
  • 障害厚生年金3級…報酬比例の年金額(最低保証額585,100円)

※障害基礎年金の受給権者に加算対象となる子がいる場合、子の加算を受けることができます。

※障害厚生年金1級、2級の受給権者に加算対象となる配偶者がいる場合、配偶者の加給年金を受けることができます。

 

障害厚生年金の報酬比例の年金額については、

障害認定日までの給与額のみではなく、厚生年金の加入期間数等によって計算されます。

また、以下の要件を満たす配偶者には加給年金が支給されますが、

20歳以上の子には、加算はありません。

 

配偶者の加給年金の対象となる要件

  1. 配偶者が退職共済年金や障害年金を受け取っていないこと。
  2. 配偶者が65才未満であること。
  3. 年金受給権者と同一の世帯で生計を一にしており、配偶者の年収が850万円未満(所得が655.5万円未満)であること。

 

加算対象となる子

加算対象となる子とは、受給権者が生計を維持する次の子のことをいいます。

  1. 18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある子
  2. 20歳未満であって障害等級1級、2級に該当する子

ただし、子に年間850万円以上の収入(または655.5万円以上の所得)がある場合は、

加算対象者となりません。

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

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◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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