退職したら障害厚生年金の受給資格も失いますか。

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退職したら障害厚生年金の受給資格も失いますか。

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

双極性障害です。

現在障害厚生年金をもらっていますが、会社は前に休職、復帰後も以前のように働けません。

残業もできず、休むこともあるので居づらい状態になっています。

退職したら厚生年金ではなくなりますが、

その場合、障害厚生年金の受給資格も失うのでしょうか。

本回答は2015年7月時点のものです。

 

退職したとしても障害厚生年金の受給権を失うことはありません。

 

障害年金には、障害基礎年金、障害厚生年金、障害共済年金と3種類あります。

どちらの年金が支給されるかは、初診日に加入している年金制度によって決まります。

障害厚生年金か障害基礎年金か

障害厚生年金を申請できるか、障害基礎年金の申請となるかは、

初診日に加入していた年金制度によって決まります。

  • 初診日が厚生年金被保険者期間中にある場合は、障害厚生年金
  • 初診日が国民年金被保険者期間中にある場合は、障害基礎年金
  • 初診日が20歳前または60歳以上65歳未満(国内に住んでいる方のみ)の年金未加入期間にある場合は、障害基礎年金

となります。

 

ご質問者様の場合、すでに障害厚生年金を受給されているとのことですので、

厚生年金被保険者期間中に初診日があったということになります。

初診日とは、障害の原因となった傷病につき、初めて医師または歯科医師の診療を受けた日です。

この日は、その後退職したとしても変化することはありませんから、

退職したとしても障害厚生年金の受給権を失うことはありません。

ご安心ください。

 

障害年金の更新について

更新時の診断書提出により金額を減らされる、支給停止となることが、

2010年から2013年の4年間で6割増えている県もあり、近年増加傾向にあります。

等級を維持することができるかどうかについての判断には専門知識が必要となります。

関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

また、障害の種類や県によっては支給率が44%(2012年)しかありません。

申請のチャンスは審査請求、再審査請求と3回ありますが、

1度目に失敗すると再審査請求で支給が決定するのは14.7%です。

慎重に書類をご準備ください。


社労士への依頼も合わせてご検討ください

上記で申し上げましたように、

障害や県によっては支給率が44%(2012年)となっており、

障害者団体などからは「年金を出し渋っているのではないか」

との指摘が出ているほどです。

より確実に支給を勝ち取るには社労士に申請を代行依頼する方法があります。

私は元厚生労働省の事務官ですので、

役所の論理・理屈を理解しており、これまで90%以上の確率で受給を勝ち取っています。

もし社労士への依頼を検討される場合は、こういった点も合わせてお考えください。

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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

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