66歳ですが厚生年金をかけています。障害年金はもらえないのでしょうか。

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66歳ですが厚生年金をかけています。障害年金はもらえないのでしょうか。

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

66歳の夫のことで質問です。

半年ほど前に脳出血で倒れ、リハビリしていますが回復は難しいと言われています。

障害年金は65歳までに請求しなければならないそうですが、夫はすでに66歳ですので、その場合は請求は無理なのでしょうか?

しかし、夫はまだ働いていて厚生年金もかけています。

最近は65歳以上でも働いている人も増えていますし、

そういう人が厚生年金加入中に病気で障害者となっても障害年金はもらえないのでしょうか。

本回答は2020年3月時点のものです。

 

障害年金は原則として、65歳の誕生日の2日前までに申請しなければなりません。

しかし、65歳以降でも申請できる場合があります。

65歳以降でも障害年金を申請できる場合

  1. 初診日が、65歳の2日前までにあり、障害認定日の障害状態が障害等級に該当している場合
  2. 前発傷病と後発傷病を併せて、65歳前にはじめて2級となった場合
  3. 初診日において国民年金の任意加入者であった場合
  4. 初診日において厚生年金加入中であった場合

 

初診日とは

障害の原因となった傷病について、初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

具体的には次のような場合が初診日とされます。

  1. 初めて診療を受けた日(治療行為又は療養に関する指示があった日)
  2. 同一の傷病で転医があった場合は、一番初めに医師等の診療を受けた日
  3. 過去の傷病が治癒し同一傷病で再度発症している場合は、再度発症し医師等の診療を受けた日
  4. 傷病名が確定しておらず、対象傷病と異なる傷病名であっても、同一傷病と判断される場合は、他の傷病名の初診日が対象傷病の初診日
  5. 障害の原因となった傷病の前に、相当因果関係があると認められる傷病があるときは、最初の傷病の初診日が対象傷病の初診日

※ただし、知的障害の場合は、出生日が初診日となります。

 

ご主人の場合、現在も厚生年金をかけている、とのことですので、66歳の現時点でも申請は可能であることが考えられます。

 

ただし、注意しなければならない点が2点あります。

  1. 保険料納付要件の「特例」の適用が受けられないため、初診日のある月の前々月までに被保険者期間の3分の2以上が保険料納付済み期間または保険料免除期間で満たされている必要がある
  2. 初診日が65歳以降の厚生年金加入中である場合、申請により2級以上に該当しても障害厚生年金だけの支給となるケースがある

※保険料納付要件の特例とは…初診日の属する月の前々月までの直近1年間に保険料の未納期間がないこと

 

こうした注意点があるものの、65歳以降の初診日が厚生年金加入中であれば障害年金の請求することが出来ますので、申請を検討されてはいかがでしょうか。

 

なお、脳出血のため肢体に障害がある場合は、下記の認定基準により審査されることが考えられます。

肢体の障害の認定について

肢体の機能の障害の程度は、関節可動域、筋力、巧緻性、速さ、耐久性を考慮し、日常生活における動作の状態から身体機能を総合的に認定されます。

 

各等級に相当すると認められるものを一部例示すると、以下の通りです。

半身まひの認定基準

【1級】

  • 一上肢及び一下肢の用を全く廃したもの…日常生活における動作のすべてが「一人で全くできない場合」又はこれに近い状態

【2級】

  • 一上肢及び一下肢の機能に相当程度の障害を残すもの…日常生活における動作の多くが「一人で全くできない場合」又は日常生活における動作のほとんどが「一人でできるが非常に不自由な場合」

【3級】

  • 一上肢及び一下肢に機能障害を残すもの…日常生活における動作の一部が「一人で全くできない場合」又はほとんどが「一人でできてもやや不自由な場合」

 

※日常生活における動作と身体機能との関連は、厳密に区別することはできませんが、おおむね次の通りとされています。

【手指の機能】

  • つまむ(新聞紙が引き抜けない程度)
  • 握る(丸めた週刊誌が引き抜けない程度)
  • タオルを絞る(水を切れる程度)
  • ひもを結ぶ

【上肢の機能】

  • さじで食事をする
  • 顔を洗う(顔に手のひらをつける)
  • 用便の処置をする(ズボンの前のところに手をやる)
  • 用便の処置をする(尻のところに手をやる)
  • 上衣の着脱(かぶりシャツを着て脱ぐ)
  • 上衣の着脱(ワイシャツを着てボタンをとめる)

【下肢の機能】

  • 片足で立つ
  • 歩く(屋内)
  • 歩く(屋外)
  • 立ち上がる
  • 階段を上る
  • 階段を下りる

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

当サイトでは1分で障害年金をもらえるか、カンタン査定をいたします。

◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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