大学生の頃に甲状腺機能亢進症を発症しました。障害年金の受給は可能でしょうか?

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大学生の頃に甲状腺機能亢進症を発症しました。障害年金の受給は可能でしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

はじめまして。

私は大学生の頃に甲状腺機能亢進症を発症しました。

母も同じ病気なので、遺伝だと思います。

現在は25歳で働いていますが、長時間立ったままでいると貧血を起こします。

疲れやすく、1日中動悸を感じることがあります。

上司にも理解をしていただいてはいるのですが、長く勤められるかわかりません。

今から障害年金を申請しておこうと思うのですが、この状態で受給は可能でしょうか。

本回答は2018年6月現在のものです。

 

甲状腺機能亢進症とは、

甲状腺から甲状腺ホルモンが多量に分泌され、全身の代謝が高まる病気です。

真冬でも汗をかいたり、暑がったり、様々な症状が現れます。

 

ご質問者様の場合、貧血や動悸、倦怠感があるとのことですので、

障害年金においては、

その他の疾患による障害の認定基準により審査されることが考えられます。

 

その他の疾患による障害の認定基準について

眼や肢体などの身体障害や精神障害ではない、その他の疾患による障害の程度は、

全身状態、栄養状態、年齢、進行状況等、具体的な日常生活状況等を考慮し、

総合的に認定されます。

 

【1級】

  • 身体の機能に障害又は長期にわたる安静を必要とする症状があり、日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの
  • 身の回りのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの

【2級】

  • 日常生活が著しい制限を受けるか又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの

次のいずれかに該当するもの

  • 身の回りのことはある程度できるが、しばしば介助が必要で、日中の50%以上は就床しており、自力では屋外への外出等がほぼ不可能となったもの
  • 歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているもの

【3級】

  • 労働が制限を受けるか又は労働に制限を加えることを必要とする程度のもの

次のいずれかに該当するもの

  • 歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているもの
  • 軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできるもの。 例えば、軽い家事、事務など

 

初診日の時点で大学生(国民年金加入期間中)であれば、

障害基礎年金の申請になります。

障害基礎年金の申請では、2級以上に該当すると判断された場合、支給されます。

 

初診日とは

初診日とは、障害の原因となった傷病について、

初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

 

障害厚生年金か障害基礎年金か

障害厚生年金を受給できるか、障害基礎年金の受給となるかは、

初診日に加入していた年金制度によって決まります。

  • 初診日が厚生年金被保険者期間中にある場合は、障害厚生年金
  • 初診日が国民年金被保険者期間中にある場合は、障害基礎年金
  • 初診日が20歳前または60歳以上65歳未満(国内に住んでいる方のみ)の年金未加入期間にある場合は、障害基礎年金

 

障害基礎年金と障害厚生年金の障害等級について

  • 障害基礎年金…1級および2級
  • 障害厚生年金…1級、2級および3級

 

ご質問内容からは、2級以上に該当するかについては判断しかねますが、

上記の認定基準を参考にしていただき、申請を検討されてはいかがでしょうか。

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当の状態なのに3級となったり不支給となったり

というケースが数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

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