人工股関節となりました。障害年金は支給されますでしょうか?

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人工股関節となりました。障害年金は支給されますでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私は高校生の時に交通事故にあい左足骨折。

それから骨折は治ったものの痛みは残り、20年後の現在、人工股関節となりました。

そこで障害年金の支給を受けようと考えています。

一般企業で事務の仕事をしていますが、障害年金は支給されますでしょうか?

本回答は2017年11月時点のものです。

 

人工関節をそう入置換した場合の障害年金

障害年金において、人工関節をそう入置換したものについては、

原則として3級と認定されます。

ただし、そう入置換してもなお、

「一下肢の用を全く廃したもの」程度以上に該当するときは、

さらに上位等級に認定される場合があります。

 

3級は厚生年金にしかない等級です。

初診日が厚生年金加入期間中であれば障害厚生年金の受給が可能ですが、

国民年金加入期間中であれば障害基礎年金の請求になります。

障害基礎年金の等級は1級および2級のため、

3級相当の状態では不支給となります。

 

初診日とは

初診日とは、障害の原因となった傷病について、

初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

 

障害厚生年金か障害基礎年金か

障害厚生年金を受給できるか、障害基礎年金の受給となるかは、

初診日に加入していた年金制度によって決まります。

  • 初診日が厚生年金被保険者期間中にある場合は、障害厚生年金
  • 初診日が国民年金被保険者期間中にある場合は、障害基礎年金
  • 初診日が20歳前または60歳以上65歳未満(国内に住んでいる方のみ)の年金未加入期間にある場合は、障害基礎年金

 

障害基礎年金と障害厚生年金の障害等級について

  • 障害基礎年金…1級および2級
  • 障害厚生年金…1級、2級、3級および障害手当金

 

ご質問者様の場合、

高校生の時の骨折と現在の人工股関節とが、

相当因果関係があるとされた場合、

高校生の時が初診日とされることが考えられます。

 

初診日が20歳前であれば、障害基礎年金の申請となり、

障害の程度が3級相当では不支給となります。

ただし、そう入置換してもなお、

「一下肢の用を全く廃したもの」程度以上に該当するときは、

さらに上位等級に認定される場合があります。

具体的には、一上肢の3大関節中いずれか2関節以上の関節が、

  1. 不良肢位で強直しているもの
  2. 関節の他動可動域が、健側の他動可動域の2分の1以下に制限され、かつ、筋力が半減しているもの
  3. 筋力が著減または消失しているもの

のいずれかに該当する程度のものをいいます。

 

障害年金は、就労をしながら受給することが可能です。

ご質問内容からは、障害の程度がわかりかねますが、

2級以上に認定された場合は、障害年金の受給が可能となります。

障害年金の申請を検討されてはいかがでしょうか。

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当の状態なのに3級となったり不支給となったり

というケースが数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

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