アスペルガー症候群で、合併症でてんかんもあります。障害年金がもらえるでしょうか。

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アスペルガー症候群で、合併症でてんかんもあります。障害年金がもらえるでしょうか。

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

私は現在29歳独身、精神障害者手帳2級です。

中学生の時からアスペルガー症候群で、合併症でてんかんもあります。

今も親と同居し、アルバイトをしたり辞めたり、不安定な状態です。

この状態で障害年金がもらえるでしょうか。

本回答は2018年5月現在のものです。

 

受給の可能性は考えられます。

 

アスペルガー症候群の認定基準は、以下の通りです。

アスペルガー症候群の認定基準

  • 1級…社会性やコミュニケーション能力が欠如しており、かつ、著しく不適応な行動がみられるため、日常生活への適応が困難で常時援助を必要とするもの
  • 2級…社会性やコミュニケーション能力が乏しく、かつ、不適応な行動がみられるため、日常生活への適応にあたって援助が必要なもの
  • 3級…社会性やコミュニケーション能力が不十分で、かつ、社会行動に問題がみられるため、労働が著しい制限を受けるもの

 

てんかんの認定基準は以下の通りです。

てんかんの認定基準

【1級】

  • 十分な治療にかかわらず、てんかん性発作のA又はBが月に1回以上あり、かつ、常時の援助が必要なもの

【2級】

  • 十分な治療にかかわらず、てんかん性発作のA又はBが年に2回以上、もしくは、C又はDが月に1回以上あり、かつ、日常生活が著しい制限を受けるもの

【3級】

  • 十分な治療にかかわらず、てんかん性発作のA又はBが年に2回未満、もしくは、C又はDが月に1回未満あり、かつ、労働が著しい制限を受けるもの

(注)発作のタイプは以下の通りです。

  • A:意識障害を呈し、状況にそぐわない行為を示す発作
  • B:意識障害の有無を問わず、転倒する発作
  • C:意識を失い、行為が途絶するが、倒れない発作
  • D:意識障害はないが、随意運動が失われる発作

 

認定の対象となる精神疾患が併存しているときは、

併合認定は行わず、諸症状を総合的に判断して認定されます。

 

ご質問内容からは、

具体的な日常生活状況やてんかん発作のタイプ等がわかりかねますので、

等級に該当するかについては判断いたしかねます。

 

特に、てんかんの障害の状態は、

「十分な治療にかかわらず」発作があることが前提です。

定期的な診察や指示通りの服薬ができていて、なお、発作があり、

そのために仕事に就けず、日常生活にも支障をきたすのであれば、

障害年金が受給できる可能性も考えられます。

申請を検討されてはいかがでしょうか。

 

なお、精神保健福祉手帳と障害年金は制度が異なりますので、

手帳が交付されたら障害年金が支給されるというものではありません。

 

精神保健福祉手帳と障害年金について

精神保健福祉手帳と障害年金は、

根拠法も審査機関も認定基準も異なる全く別の制度であり、

両者の等級は連動するものではありません。

精神保健福祉手帳の等級がそのまま障害年金の等級となるわけではありませんので、

ご注意下さい。

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当の状態なのに3級となったり不支給となったり

というケースが数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

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