厚生年金に加入している間に発達障害の確定診断を受ければ、3級でも障害年金がもらえますか?

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厚生年金に加入している間に発達障害の確定診断を受ければ、3級でも障害年金がもらえますか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私は発達障害の疑いがある30代女性です。

今度確定診断を受けるために、今の病院とは別の病院を受診する予定ですが、

私はIQは異常はないと思うので、おそらく3級程度だと思います。

しかし私はこれまで正社員で働いたことがなく、ずっと国民年金に加入しているので、

3級では不支給になります。

そこで今から厚生年金に加入している企業に契約社員として3か月ほど働いて、

その間に発達障害の確定診断を受ければ、3級でも障害年金がもらえますか?

本回答は2019年2月現在のものです。

 

障害厚生年金か障害基礎年金か、どちらの申請になるかについては、

初診日の時点で決まります。

発達障害の確定診断を受けた日ではありません。

 

障害厚生年金か障害基礎年金か

障害厚生年金を受給できるか、障害基礎年金の受給となるかは、

初診日に加入していた年金制度によって決まります。

  • 初診日が厚生年金被保険者期間中にある場合は、障害厚生年金
  • 初診日が国民年金被保険者期間中にある場合は、障害基礎年金
  • 初診日が20歳前または60歳以上65歳未満(国内に住んでいる方のみ)の年金未加入期間にある場合は、障害基礎年金

※初診日とは…障害の原因となった傷病について、初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。ただし、知的障害の場合は、出生日が初診日となります。

 

ご質問者様の場合、すでに病院に通い、発達障害の疑いがあるとされているため、

すでに初診はされていることが拝察されます。

初診日の時点では、国民年金に加入している場合、障害基礎年金の申請となります。

 

障害基礎年金の申請では、2級以上に該当すると判断された場合支給されます。

発達障害の認定基準は、以下の通りです。

 

発達障害の認定について

発達障害については、

たとえ知能指数が高くても社会行動やコミュニケーション能力の障害により

対人関係や意思疎通を円滑に行うことが出来ないために

日常生活に著しい制限を受けることに着目して認定をされます。

 

発達障害の認定基準

【1級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が欠如している
  2. 著しく不適応な行動がみられるため、日常生活への適応が困難で常時援助を必要とするもの 

【2級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が乏しい
  2. 不適応な行動がみられるため、日常生活への適応にあたって援助が必要なもの

【3級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が不十分
  2. 社会行動に問題がみられるため、労働が著しい制限を受けるもの

 

上記のように、発達障害の場合、IQは認定基準に用いられていません。

そのためIQが高くても2級が認定されるケースもあります。

ご質問内容からは、日常生活状況等がわかりかねますが、

上記の認定基準を参考にしていただき、申請をご検討されてはいかがでしょうか。

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

当サイトでは1分で障害年金をもらえるか、カンタン査定をいたします。

 

◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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