心因性難聴では障害年金の申請は難しいのでしょうか?

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心因性難聴では障害年金の申請は難しいのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

心因性難聴と診断されている30代女です。

症状が固定して半年以上たっているのですが、

治るどころか悪化の一途をたどっています。

オージオグラフだけを見れば重度難聴者の状態です。

心因性難聴では障害年金の申請は難しいのでしょうか?

本回答は2017年11月時点のものです。

 

障害年金において、聴覚の障害による障害の程度は、

純音による聴力レベル値および語音による聴力検査値により認定されます。

 

聴覚障害による障害年金の認定基準は以下の通りです。

聴覚障害の認定基準

【1級】

  • 両耳の聴力レベルが100デジベル以上のもの

【2級】

  • 両耳の聴力レベルが90デジベル以上のもの
  • 両耳の平均純音聴力レベル値が80デジベル以上で、かつ、最良語音明瞭度が30%以下のもの

【3級】

  • 両耳の平均純音聴力レベル値が70デジベル以上のもの
  • 両耳の平均純音聴力レベル値が50デジベル以上で、かつ、最良語音明瞭度が50%以下のもの
  • 一耳の平均純音聴力レベル値が80デジベル以上で、かつ、症状が固定していないもの

【障害手当金】

  • 一耳の平均純音聴力レベル値が80デジベル以上で、かつ、症状が固定しているもの

 

聴力レベルは、

JIS規格又はこれに準ずる標準オージオメータによって測定するものとされています。

ただし、聴覚の障害により

障害年金を受給していない者の障害の状態が1級に該当する場合は、

オージオメータによる検査結果のほか、

聴性脳幹反応検査等の他覚的聴力検査又はそれに相当する検査結果を把握して、

総合的に認定されます。

 

心因性難聴では、明らかな精神的ストレスが原因といわれています。

また、日常会話に支障がないことが多いため、純音聴力検査結果と比べて、

語音明瞭度検査の結果がよいのも特徴のひとつです。

 

ご質問者様の場合、具体的な検査数値等がわかりかねますが、

聴性脳幹反応検査等で異常がない場合は、

聴覚障害で障害年金を受給することは難しいでしょう。

 

なお、精神科で治療を受けている場合、

精神障害で障害年金を請求することができる場合があります。

申請の際は、精神科医に精神の障害用の診断書を作成していただきます。

うつ病の認定基準の一部を例示いたしますので、

申請の際はご参照ください。

 

うつ病の認定基準

  • 1級…高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、常時の援助が必要なもの
  • 2級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの
  • 3級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したりまたは繰り返し、労働に制限を受けるもの

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当の状態なのに3級となったり不支給となったり

というケースが数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

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