20歳過ぎて厚生年金の時に知的障害と診断されました。障害年金を申請したいと思っています。

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20歳過ぎて厚生年金の時に知的障害と診断されました。障害年金を申請したいと思っています。

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

私は20歳を過ぎてから知的障害とわかり、療育手帳B2を持っています。

仕事のミスが多く、異動で減給になったことから、

障害年金を申請したいと考えています。

私の場合、20歳過ぎて厚生年金の時に知的障害と診断されたので

障害厚生年金3級になると思いますが、金額はどのくらいもらえますか?

今の給料は手取りで20万くらいで、嫁と小学生の子が二人います。

 

本回答は2017年6月時点のものです。

 

障害年金においての初診日は、知的障害については出生日とされています。

よって、20歳過ぎて厚生年金の時に知的障害と診断されたとしても、

原則として初診日は出生日となり、20歳前傷病の障害基礎年金の申請となります。

 

障害基礎年金と障害厚生年金の障害等級について

  • 障害基礎年金…1級および2級
  • 障害厚生年金…1級、2級、3級および障害手当金

 

知的障害の認定について

知的障害の認定に当たっては、知能指数のみに着眼することなく、

日常生活のさまざまな場面における援助の必要度を勘案して総合的に判断されます。

日常生活能力等の判定当たっては、身体的機能および精神的機能を考慮の上、

社会的な適応性の程度によって判断されます。

 

知的障害で就労している場合の日常生活能力の判断について

就労支援施設や小規模作業所などに参加するものに限らず、

一般就労をしている者であっても、援助や配慮のもとで労働に従事しています。

従って、労働に従事していることをもって、直ちに日常生活能力が向上したものととらえず、

その療養状況を考慮するとともに、

仕事の種類、内容、就労状況、仕事場で受けている援助の内容、

他の従業員との意思疎通の状況等を十分確認したうえで

日常生活能力を判断されます。

 

知的障害の認定基準

  • 1級…食事や身のまわりのことを行うのに全面的な援助が必要であって、かつ、会話による意思の疎通が不可能か著しく困難であるため、日常生活が困難で常時援助を必要とするもの
  • 2級…食事や身のまわりのことなどの基本的な行為を行うのに援助が必要であって、かつ、会話による意思の疎通が簡単なものに限られるため、日常生活にあたって援助が必要なもの

 

ご質問内容からは、日常生活状況や労働の様子等が分かりかねますので、

受給の可否については判断いたしかねますが、

申請を検討されてはいかがでしょうか。

 

なお、障害基礎年金の受給額は平成29年現在、以下の通りとなっています。

障害基礎年金の受給額(平成29年)

  • 障害基礎年金1級…年974,100円
  • 障害基礎年金2級…年779,300円

※障害基礎年金の受給権者に加算対象となる子がいる場合、子の加算を受けることができます。

 

子の加算について

加算対象となる子とは

  • 18歳到達年度の末日までの間の子または1級・2級の障害の状態にある20歳未満の子

年金額(平成29年)

  • 1人目・2人目の子…各224,300円
  • 3人目以降の子…各74,800円

 

20歳前障害の障害年金の申請について

初診日が古くなると初診日の特定と証明が非常に困難になります。

初診日の特定と証明、十分な書類作成等、

申請に必要な書類の準備には専門知識が必要ですので、

関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

私は元厚生労働省の事務官ですので、

役所の論理・理屈を理解しており、これまで90%以上の確率で認定を得ています。

もし社労士への依頼を検討される場合は、こういった点も合わせてお考えください。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

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