今から母の障害を認定してもらって障害年金を支給してもらうことは難しいのでしょうか?

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今から母の障害を認定してもらって障害年金を支給してもらうことは難しいのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私の母は現在52歳、妹は22歳です。

妹の様子がおかしいと気づいたのは3年前で、

検査をしたら軽度知的障害とわかりました。

仕事も続かず、ニート状態なので、障害年金の申請を検討しています。

実は、母の様子も妹に似ていて、

同じように知的障害があるのではと思っているのですが、

歳をとってからの障害認定は難しいし、何もならないだろうと父は諦めモードです。

今から母の障害を認定してもらって、

障害年金を支給してもらうことは難しいのでしょうか?

本回答は2017年9月現在のものです。

 

知的障害とは、知的機能の障害が発達期(おおむね18歳まで)にあらわれ、

日常生活に持続的な支障が生じているため、

何らかの特別な援助を必要とする状態にあるものをいいます。

 

しかし、歳をとってから知的障害と診断される方もおられますし、

それにより療育手帳を取られたり、

障害年金の請求をされる方もたくさんおられます。

 

障害年金をもらうためには3つの要件があります。

支給要件を満たすことができれば受給が可能です。

 

「初診日要件」とは

障害の原因となった病気やケガを医者か歯科医師に診てもらった日は、

国民年金と厚生年金のどちらに加入していたか、

その加入していた制度によって、もらえる年金の種類が決まります。

 

「保険料納付要件」とは

初診日の前日において以下の1または2を満たしている必要があります。

  1. 初診日の属する月の前々月までの公的年金の加入期間の3分の2以上の期間について、保険料が納付または免除されていること
  2. 初診日において65歳未満であり、初診日の属する月の前々月までの直近1年間に保険料の未納期間がないこと

※20歳前に初診日がある場合は、保険料納付要件は問われません。

 

「障害認定日要件」とは

障害認定日において、一定以上の障害状態にあるかどうかで判断されます。

※障害認定日とは、障害の程度の認定を行うべき日をいい、原則として、

  1. 初診日から起算して1年6月を経過した日
  2. 傷病が治った日(その症状が固定し、治療の効果が期待できない状態に至った日を含む)

のいずれか早い日となります。

 

障害認定日時点の診断書が取得できない等の理由で、

障害認定日請求ができない場合は、事後重症請求となります。

 

事後重症請求とは

傷病により障害の状態にあるものが、障害認定日において

障害等級に該当する程度の障害の状態に該当しなかった場合でも、

その後、状態が悪化し、障害等級に該当する障害の状態となった場合、

65歳に達する日の前日までに裁定請求をすることができます。

これを事後重症請求といいます。

 

知的障害の認定について

知的障害の認定に当たっては、知能指数のみに着眼することなく、

日常生活のさまざまな場面における援助の必要度を勘案して総合的に判断されます。

日常生活能力等の判定当たっては、身体的機能および精神的機能を考慮の上、

社会的な適応性の程度によって判断されます。

 

知的障害の認定基準

  • 1級…食事や身のまわりのことを行うのに全面的な援助が必要であって、かつ、会話による意思の疎通が不可能か著しく困難であるため、日常生活が困難で常時援助を必要とするもの
  • 2級…食事や身のまわりのことなどの基本的な行為を行うのに援助が必要であって、かつ、会話による意思の疎通が簡単なものに限られるため、日常生活にあたって援助が必要なもの

 

障害年金は、直接の金銭給付となっております。

今からでも申請を検討されてはいかがでしょうか。

 

また、歳をとってからでも療育手帳を取得することは可能です。

それにより、公的なサービスを受けたり、

税金等、金銭的なメリットを受けることもできます。

詳細は、お住まいの各自治体へお問い合わせください。

 

20歳前障害の障害年金の申請について

初診日が古くなると初診日の特定と証明が非常に困難になります。

初診日の特定と証明、十分な書類作成等、

申請に必要な書類の準備には専門知識が必要ですので、

関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。

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