片目の視力がありません。もし就職ができなかったら障害年金はもらえますか?

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片目の視力がありません。もし就職ができなかったら障害年金はもらえますか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

私は18歳の高校生です。

子供の頃自動車にはねられて片目の視力が無くなりました。

今現在も見えていません。

将来就職とかできるか不安です。

もし就職ができなかったら障害年金はもらえますか?

ちなみに障害者手帳がもらえるくらいではないそうです。

本回答は2018年2月時点のものです。

 

障害年金において、

視力障害の各等級に該当する障害の状態は以下の通りとなっております。

視力障害の認定基準

  • 1級…両眼の視力の和が0.04以下のもの
  • 2級…両眼の視力の和が0.05以上0.08以下のもの
  • 3級…両眼の視力が0.1以下に減じたもの、または、障害手当金の程度であり症状固定していないもの
  • 障害手当金…両眼の視力が0.6以下に減じたもの、または、一眼の視力が0.1以下に減じたもの

※屈折異常のあるものについては、矯正視力により認定する。

※両眼の視力とは、それぞれの視力を別々に測定した数値であり、両眼の視力の和とは、それぞれの測定値を合算したものをいう。

 

一方、身体障害者手帳についてですが、

最も軽い等級の6級の状態は以下の通りです。

【6級】

  • 一眼の視力が0.02以下、他眼の視力が0.6以下のもので、両眼の視力の和が0.2を超えるもの

 

ご質問内容からは、具体的な検査数値が分かりかねますが、

障害者手帳がもらえるくらいではない、とありますので、

障害年金の認定基準と照らし合わせると、

3級もしくは障害手当金相当となる可能性が考えられます。

 

しかし、3級および障害手当金は、厚生年金にしかない等級です。

初診日が厚生年金加入期間中であれば、受給できる可能性も考えられますが、

ご質問者様の場合、20歳前に初診日があるため、

20歳前傷病の障害基礎年金の申請になります。

そのため、障害の程度が3級もしくは障害手当金相当では、

障害年金を受給することは難しいでしょう。

 

障害厚生年金か障害基礎年金か

障害厚生年金を受給できるか、障害基礎年金の受給となるかは、

初診日に加入していた年金制度によって決まります。

  • 初診日が厚生年金被保険者期間中にある場合は、障害厚生年金
  • 初診日が国民年金被保険者期間中にある場合は、障害基礎年金
  • 初診日が20歳前または60歳以上65歳未満(国内に住んでいる方のみ)の年金未加入期間にある場合は、障害基礎年金

 

障害基礎年金と障害厚生年金の障害等級について

  • 障害基礎年金…1級および2級
  • 障害厚生年金…1級、2級、3級および障害手当金

 

なお、今後障害の状態が悪化した場合は、

障害年金が受給できる可能性も考えられます。

 

20歳前障害の障害年金の申請について

初診日が古くなると初診日の特定と証明が非常に困難になります。

初診日の特定と証明、十分な書類作成等、

申請に必要な書類の準備には専門知識が必要ですので、

関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

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