母が緑内障で左目失明、右眼も視野狭窄です。障害年金は認定されますか?

障害年金のことなら障害年金.jp

障害年金ならお任せください
障害年金に関する無料相談は06-6429-6666までどうぞ!平日9時から18時まで受け付けています
 

母が緑内障で左目失明、右眼も視野狭窄です。障害年金は認定されますか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

母(63歳)が緑内障で左眼はほとんど失明しています。

また右眼も緑内障で視野狭窄になっています。

この場合、障害年金は認定されるのでしょうか?

母はずっと専業主婦で、手帳はありません。

本回答は2018年2月時点のものです。

 

緑内障にかかる方の多くの場合、主な症状は視力低下や視野の欠損と言われています。

障害年金の認定においては、

視野欠損の見え方や進行具合によって基準が設けられています。

 

障害年金において、眼の障害については、以下の認定基準により審査されます。

視力障害と視野障害が併存している場合

視力障害と視野障害が併存している場合、併合認定の取扱いが行われます。

 

視力障害の各等級に該当する障害の状態は以下の通りとなっております。

視力障害の認定基準

  • 1級…両眼の視力の和が0.04以下のもの
  • 2級…両眼の視力の和が0.05以上0.08以下のもの
  • 3級…両眼の視力が0.1以下に減じたもの、または、障害手当金の程度であり症状固定していないもの
  • 障害手当金…両眼の視力が0.6以下に減じたもの、または、一眼の視力が0.1以下に減じたもの

※屈折異常のあるものについては、矯正視力により認定する。

※両眼の視力とは、それぞれの視力を別々に測定した数値であり、両眼の視力の和とは、それぞれの測定値を合算したものをいう。

 

視野障害の認定基準は以下の通りです。

視野障害の認定基準

視野障害の認定基準は、次のいずれかを満たすものとなっています。

【2級】

  • 両眼の視野が5度以内(I/2視標)
  • 両眼の視野が10度以内(I/4視標)であり、かつ中心10度以内の8方向の残存視野のそれぞれの角度の合計が56度以下(I/2視標)

【3級】(症状が固定していないもの)

  • 両眼の視野が10度以内のもの
  • 両眼による視野が2分の1以上欠損したもの…片眼ずつ測定し、それぞれの視野表を重ね合わせることで、測定した視野の面積が生理的限界の面積の1/2以上欠損しているもの

 

お母さまの場合、初診日の時点で専業主婦であれば、

障害基礎年金の申請となることが考えられますので、

2級以上に該当すると判断された場合は、

障害基礎年金を受給することができます。

 

ご質問内容からは、具体的な検査成績が分かりかねますので、

受給の可否については判断いたしかねますが、

上記の認定基準を参考にしていただき、申請を検討されてはいかがでしょうか。

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当の状態なのに3級となったり不支給となったり

というケースが数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

お気軽にお問合せください。

障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。

どんなご相談でも承ります。お気軽にお問合せください。

お問合せフォームへ

お電話でも承ります

06-6429-6666

平日9:00~18:00