潰瘍性大腸炎で障害年金はもらえるのでしょうか?

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潰瘍性大腸炎で障害年金はもらえるのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私はもともと下痢をしやすい体質だったのですが、

1年前に急激にひどくなり受診すると、潰瘍性大腸炎と診断されました。

たまたま同じ病気にかかった知人から、この病気は障害年金がもらえると聞きました。

今はフルタイムの業務が難しいことから、半日勤務にしてもらっています。

この病気で障害年金はもらえるのでしょうか?

本回答は2018年11月現在のものです。

 

潰瘍性大腸炎などの難病も障害年金の対象となっており、

以下の認定基準により審査されます。

 

難病の認定について

いわゆる難病については、その発病の時期が不定、不詳であり、かつ、

発病は緩徐であり、ほとんどの疾患は、臨床症状が複雑多岐にわたっているため、

その認定に当たっては、

客観的所見に基づいた日常生活能力等の程度を十分考慮して総合的に認定されます。

 

障害の状態の基本について

【1級】日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの

  • 他人の介助を受けなければ、ほとんど自分の用を弁ずることができない程度のもの
  • 身の回りのことはかろうじてできるが、それ以上の活動はできない又は行ってはいけないもの
  • 病院内の生活でいえば、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの
  • 家庭内の生活でいえば、活動の範囲がおおむね就床室内に限られるもの

【2級】日常生活が著しい制限を受けるか又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの

  • 必ずしも他人の助けを借りる必要はないが、日常生活は極めて困難で、労働による収入を得ることができない程度のもの
  • 家庭内の極めて温和な活動(朝食作り、下着程度の洗濯等)はできるが、それ以上の活動はできないもの又は行ってはいけないもの
  • 病院内の生活でいえば、活動の範囲がおおむね病棟内に限られるもの
  • 家庭内の生活でいえば、活動の範囲がおおむね家屋内に限られるもの

【3級】

  • 労働が著しい制限を受けるか又は労働に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの

 

ご質問内容からは、障害の状態がわかりかねますが、

フルタイムの業務が難しく半日勤務にしてもらっている、とのことですので、

3級相当とされる可能性も考えられます。

障害厚生年金の申請であれば、支給される可能性が考えられます。

 

障害厚生年金の申請が可能かについては、以下の通りです。

障害厚生年金か障害基礎年金か

障害厚生年金を受給できるか、障害基礎年金の受給となるかは、

初診日に加入していた年金制度によって決まります。

  • 初診日が厚生年金被保険者期間中にある場合は、障害厚生年金
  • 初診日が国民年金被保険者期間中にある場合は、障害基礎年金
  • 初診日が20歳前または60歳以上65歳未満(国内に住んでいる方のみ)の年金未加入期間にある場合は、障害基礎年金

※初診日とは…障害の原因となった傷病について、初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。ただし、知的障害の場合は、出生日が初診日となります。

 

上記のように、初診日の時点で厚生年金に加入している場合は、

障害厚生年金の申請になります。

初診日の時点で保険料納付要件を満たしていれば、申請が可能です。

 

保険料納付要件とは

初診日の前日において以下の1または2を満たしている必要があります。

  1. 初診日の属する月の前々月までの公的年金の加入期間の3分の2以上の期間について、保険料が納付または免除されていること
  2. 初診日において65歳未満であり、初診日の属する月の前々月までの直近1年間に保険料の未納期間がないこと

※20歳前に初診日がある場合は、保険料納付要件は問われません。

 

ただし、障害認定日を経過後に申請が可能となります。

障害認定日とは

障害認定日とは、障害の程度の認定を行うべき日をいい、原則として、

  • 初診日から起算して1年6月を経過した日
  • 傷病が治った日(その症状が固定し、治療の効果が期待できない状態に至った日を含む)

のいずれか早い日となります。

 

上記のことを参考にしていただき、申請をご検討されてはいかがでしょうか。

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

当サイトでは1分で障害年金をもらえるか、カンタン査定をいたします。

◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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