知人は中学生の時に右手の親指を失いました。彼は障害年金を受給するに値するのでしょうか?

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知人は中学生の時に右手の親指を失いました。彼は障害年金を受給するに値するのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私の知人は、中学生の時にいたずらで化学薬品をさわって爆発して、

右手の親指を失いました。

現在は一般の企業に勤めていて、障害者雇用ですが、割といい給料をもらっています。

その上、障害年まで申請すると言ってますが、

彼は障害年金を受給するに値するのでしょうか?

本回答は2018年6月現在のものです。

 

障害年金において、上肢の指の機能の障害の各等級に該当する障害の状態は、

以下の通りとなっています。

上肢の指の機能障害の認定基準

【1級】

  • 両上肢のすべての指の用を全く廃したもの…指の著しい変形、麻痺による高度の脱力、関節の不良肢位強直、瘢痕による指の埋没または不良肢位拘縮などにより、指があってもそれがないのとほとんど同程度の機能障害があるもの

【2級】

  • 一上肢のすべての指の用を全く廃したもの
  • 両上肢の親指および人差し指または中指の用を全く廃したもの…両上肢の親指の用を全く廃した程度の障害があり、それに加えて、両上肢の人差し指または中指の用を全く廃した程度の障害があり、そのため両手とも指間に者を挟むことはできても、一指を多指に対立させて物をつまむことができない程度の障害

【3級】(症状が固定していないもの)

  • 親指および人差し指を併せ一上肢の4指の用を廃したもの

【障害手当金】(症状が固定しているもの)

  • 一上肢の3指以上の用を廃したもの
  • 人差し指を併せ一上肢の2指の用を廃したもの
  • 一上肢の親指の用を廃したもの

※用を廃したものとは…指の各関節の他動可動域が健側の他動可動域の1/2以下に制限されたもの

 

ご質問内容に、右手の親指を失ったとありますので、

上記の認定基準に当てはめると、

障害手当金相当であることが考えられます。

 

ただし、障害手当金は、障害厚生年金にしかない制度です。

 

障害基礎年金と障害厚生年金の障害等級について

  • 障害基礎年金…1級および2級
  • 障害厚生年金…1級、2級、3級および障害手当金

 

障害手当金とは

障害手当金は、厚生年金に加入している間に初診日のある病気やけがが

初診日から5年以内に治ったもので、

3級の障害よりやや程度の軽い障害が残ったときに支給される「一時金」です。

 

知人の方は、中学生の時に右手の親指を失ったとありますので、

20歳前傷病の障害基礎年金の申請になることが考えられます。

そのため、2級以上に該当すると判断された場合は支給されますが、

障害手当金相当では認定を得ることはできません。

 

残念ながら、現在の障害の状態で障害基礎年金の認定を得ることは難しいでしょう。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

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