先天性心疾患で障害厚生年金をもらっています。遡及請求できますか。

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先天性心疾患で障害厚生年金をもらっています。遡及請求できますか。

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

私は先天性心疾患があります。

20歳になった後で手術を受け、身体障害者手帳1級をもらいました。

障害年金の申請のために区役所の窓口に相談しましたが、該当しないとのことでした。

納得いかなかったため年金事務所にも相談したところ、

申請することが出来、障害厚生年金3級の認定を受けました。

ネットで検索していると5年分の遡及請求ができるという情報がありましたが、

私も5年分もらえるのでしょうか。

本回答は2017年2月時点のものです。

 

遡及請求をするためには

遡及請求をするためには、障害認定日時点の診断書を医師に作成していただき、

障害認定日時点で障害年金の等級に該当する必要があります。

請求が認められれば、障害認定日の属する月の翌月分から支給されます。

 

年金を受けることができる権利の時効消滅について

年金を受ける権利は、

権利が発生してから5年を経過すると時効消滅しますので、

実際に支給を受けることが出来るのは時効消滅していない直近の5年分となります。

 

障害認定日とは

障害認定日とは、請求する傷病の初診日から起算して1年6月を経過した日、

または1年6月以内にその症状が固定し、治療の効果が期待できない状態に至った日となります。

ペースメーカー、ICD、人工弁を装着した場合の障害認定日

心疾患とのことですので、

ペースメーカー、ICD、人工弁を装着した場合は、

それらを装着した日(初診日から起算して1年6月以内の日に限る)が障害認定日となります。

 

ご質問内容からは、具体的な状況がわかりかねますが、

障害認定日以降に事後重症請求のみをされていたのでしたら障害認定日請求を検討しましょう。

ただし、5年分の障害年金を遡及請求により得るためには、

障害認定日から5年間が経過していなければなりません。

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当なのに3級となったり不支給となったりというケースが

数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

また、障害の種類や県によっては支給率が44%(2012年)しかありません。

申請のチャンスは審査請求、再審査請求と3回ありますが、

1度目に失敗すると再審査請求で支給が決定するのは14.7%です。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

上記で申し上げましたように、

障害や県によっては支給率が44%(2012年)となっており、

障害者団体などからは「年金を出し渋っているのではないか」

との指摘が出ているほどです。

よりスムーズに認定を得るために、社労士に申請を代行依頼する方法があります。

私は元厚生労働省の事務官ですので、

役所の論理・理屈を理解しており、これまで90%以上の確率で受給を勝ち取っています。

もし社労士への依頼を検討される場合は、こういった点も合わせてお考えください。

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