初診日では学生納付特例ではなく全額免除になっていたのですが、障害年金を申請することは可能でしょうか?

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初診日では学生納付特例ではなく全額免除になっていたのですが、障害年金を申請することは可能でしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私は現在25歳で無職です。ちょうど1年6か月前から精神科に通っています。

傷病名はうつ病です。なので、就職がうまくいきません。

1年6か月前は大学生で、年金の手続きは親がしてくれていたのですが、

学生納付特例ではなく全額免除になっていました。

この場合でも、障害年金を申請することは可能でしょうか?

それから、全額免除ではなく学生納付特例の方が将来有利だったのではないでしょうか?

本回答は2019年7月現在のものです。

 

初診日の時点で、学生納付特例ではなく全額免除であっても、

保険料納付要件を満たすことができます。

 

「保険料納付要件」とは

初診日の前日において以下の1または2を満たしている必要があります。

  1. 初診日の属する月の前々月までの公的年金の加入期間の3分の2以上の期間について、保険料が納付または免除されていること
  2. 初診日において65歳未満であり、初診日の属する月の前々月までの直近1年間に保険料の未納期間がないこと

※20歳前に初診日がある場合は、保険料納付要件は問われません。

 

初診日とは

障害の原因となった傷病について、

初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

具体的には次のような場合が初診日とされます。

  1. 初めて診療を受けた日(治療行為又は療養に関する指示があった日)
  2. 同一の傷病で転医があった場合は、一番初めに医師等の診療を受けた日
  3. 過去の傷病が治癒し同一傷病で再度発症している場合は、再度発症し医師等の診療を受けた日
  4. 傷病名が確定しておらず、対象傷病と異なる傷病名であっても、同一傷病と判断される場合は、他の傷病名の初診日が対象傷病の初診日
  5. 障害の原因となった傷病の前に、相当因果関係があると認められる傷病があるときは、最初の傷病の初診日が対象傷病の初診日

※ただし、知的障害の場合は、出生日が初診日となります。

 

ご質問内容に、ちょうど1年6か月前から精神科に通っているとあるため、

障害認定日は経過していることが拝察されます。

 

障害認定日とは

障害の程度の認定を行うべき日をいい、原則として、

  • 初診日から起算して1年6月を経過した日
  • 傷病が治った日(その症状が固定し、治療の効果が期待できない状態に至った日を含む)

のいずれか早い日となります。

 

下記の認定基準を参考にしていただき、申請をご検討されてはいかがでしょうか。

うつ病の認定基準

  • 1級…高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、常時の援助が必要なもの
  • 2級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの
  • 3級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したりまたは繰り返し、労働に制限を受けるもの

 

なお、全額免除ではなく学生納付特例の方が将来有利、ということはありません。

 

全額免除も学生納付特例も10年以内であれば、

後から追納して老齢基礎年金の受給額を満額に近づけることができます。

追納をしなかった場合、全額免除期間については、

老齢基礎年金の額は、2分の1を納付したものとして計算されます。

 

しかし学生納付特例の期間については、

年金額には反映されないため、2分の1を納付したものとして計算されません。

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

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審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
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