入籍してから年金を納めていないのですが、障害年金を申請することはできますか?

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入籍してから年金を納めていないのですが、障害年金を申請することはできますか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

私は18歳の時に統合失調症を発症し、入院したこともあります。

今は25歳で、症状は落ち着いていますが、通院服薬は継続しています。

3年前に籍を入れてから専業主婦ですが、入籍してから年金を納めていないのですが、

この状態で障害年金を申請することはできますか?

また年金は免除をすることができますか?

本回答は2019年1月現在のものです。

 

ご質問者様の場合、初診日は20歳前であることが拝察されるため、

障害年金の申請は可能であることが考えられます。

 

障害年金は、初診日の時点で保険料納付要件を満たす必要がありますが、

初診日が20歳前にある場合は、この要件については問われません。

そのため、障害認定日以降の診断書を取得することができれば、

申請をすることができます。

 

初診日とは

障害の原因となった傷病について、

初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

ただし、知的障害の場合は、出生日が初診日となります。

 

「保険料納付要件」とは

初診日の前日において以下の1または2を満たしている必要があります。

  1. 初診日の属する月の前々月までの公的年金の加入期間の3分の2以上の期間について、保険料が納付または免除されていること
  2. 初診日において65歳未満であり、初診日の属する月の前々月までの直近1年間に保険料の未納期間がないこと

※20歳前に初診日がある場合は、保険料納付要件は問われません。

 

統合失調症については、以下の認定基準により審査されます。

ご参考にしていただけると幸いです。

統合失調症の認定基準

  • 1級…高度の残遺状態又は高度の病状があるため高度の人格変化、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験が著明なため、常時の援助が必要なもの
  • 2級…残遺状態又は病状があるため人格変化、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験があるため、日常生活が著しい制限を受けるもの 
  • 3級…残遺状態又は病状があり、人格変化の程度は著しくないが、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験があり、労働が制限を受けるもの

 

ご質問者様の場合、障害基礎年金の申請となりますので、

障害の状態が2級以上に該当すると判断された場合、支給されます。

 

なお、国民年金保険料については、

障害基礎年金の認定が得られた場合は、法定免除を受けることができます。

 

法定免除とは

次に該当する国民年金の第1号被保険者は、届け出れば保険料が免除されます。

  • 障害年金1級または2級を受けている
  • 生活保護の生活扶助を受けている
  • 国立及び国立以外のハンセン病療養所などで療養している

 

また、法定免除を受けることができない場合でも、

経済的に納付が難しい場合は、申請免除や納付猶予を受けることができます。

 

申請免除とは

国民年金の第1号被保険者本人、

保険料連帯納付義務者である世帯主・配偶者のいずれもが、

以下のいずれかに該当するときは、申請して承認を受ければ、

保険料の全額または一部の納付義務が免除されます。

  • 所得が低いとき
  • 本人またはその世帯の人が生活保護の生活扶助以外の扶助を受けているとき
  • 保険料の納付が著しく困難なとき等

※申請免除には全額免除と3/4免除、半額免除、1/4免除があります。

 

若年者納付猶予制度とは

20歳から50歳未満で、

本人および配偶者の前年所得(1月から6月までに申請される場合は前々年所得)が

一定額以下の場合、保険料の納付が猶予されます。

 

この制度を受けるには、所得の審査を受けることになりますが、

納付が難しいのであれば、上記の制度を利用されてはいかがでしょうか。

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

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◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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