初診日は会社を退職した後。やはり障害年金は国民年金の請求になるのでしょうか。

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初診日は会社を退職した後。やはり障害年金は国民年金の請求になるのでしょうか。

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私の夫は、現在59歳で、肺がんのため闘病生活を送っています。

数年前に会社の健康診断で指摘されたのですが、

病院に行くのがズルズルと遅くなり、

初めて診てもらったのは1年前です。

すでに会社は早期退職をした後でした。

この場合、障害年金を請求するとしたら、

やはり国民年金の請求になるのでしょうか。

 

本回答は2017年10月現在のものです。

 

障害年金の初診日は、

原則として初めて治療目的で医療機関を受診した日とし、

健康診断を受けた日は初診日として取り扱わないこととしています。

 

受診状況等証明書が得られない場合であって、

医学的見地から直ちに治療が必要と認められる健診結果である場合については、

健康診断を受けた日を初診日とするよう申し立てがあれば、

その日を初診日と認められる場合がありますが、

ご質問者様の場合は、

健康診断の後すぐに病院に行っていないので、

健康診断の日を初診日とすることは難しいでしょう。

 

初めて病院に行った日が、国民年金加入期間中であったのであれば、

障害年金の請求においては、障害基礎年金の請求になります。

 

障害厚生年金か障害基礎年金か

障害厚生年金を受給できるか、障害基礎年金の受給となるかは、

初診日に加入していた年金制度によって決まります。

  • 初診日が厚生年金被保険者期間中にある場合は、障害厚生年金
  • 初診日が国民年金被保険者期間中にある場合は、障害基礎年金
  • 初診日が20歳前または60歳以上65歳未満(国内に住んでいる方のみ)の年金未加入期間にある場合は、障害基礎年金

 

悪性新生物の認定基準は以下の通りです。

悪性新生物の認定基準

【1級】

  • 著しい衰弱又は障害のため、身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの

【2級】

  • 衰弱又は障害のため、身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で、日中の50%以上は就床しており、自力では屋外への外出等がほぼ不可能となったもの
  • 衰弱又は障害のため、歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているもの

【3級】

  • 著しい全身倦怠のため、歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているもの
  • 著しい全身倦怠のため、軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできるもの。 例えば、軽い家事、事務など

 

ご質問内容からは、日常生活状況等がわかりかねますが、

2級相当以上であれば、障害基礎年金の受給できる可能性も考えられます。

申請を検討されてはいかがでしょうか。

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当の状態なのに3級となったり不支給となったり

というケースが数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

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