脳梗塞の後、脳出血発症。歩行困難、呂律が回りません。障害年金の申請はできますか?

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脳梗塞の後、脳出血発症。歩行困難、呂律が回りません。障害年金の申請はできますか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

現在62歳の父親のことで相談です。

40代のころに脳梗塞になって、薬を服用していました。

脳梗塞の後遺症は大したことはなく、働くこともできていましたし、

日常生活にも大きな影響はありませんでした。

しかし、去年脳出血になってしまいました。

これにより脳梗塞の薬の服用ができなくなりました。

現在は歩行が困難で杖を使用しています。

上半身にも痺れがあります。

また、呂律が回らず言葉が聞き取りにくい状態です。

家の中でも転倒することがあるため、

トイレや入浴以外ではほとんど動くこともありません。

このような状態で障害年金の申請はできますか?

本回答は2017年2月時点のものです。

 

脳出血により、現在歩行が困難、呂律が回らない状態とのことですので、

障害年金受給の可能性が十分考えられます。

 

肢体の機能の障害の認定基準

【1級】

  • 一上肢及び一下肢の用を全く廃したもの
  • 四肢の機能に相当程度の障害を残すもの

【2級】

  • 一上肢及び一下肢の機能に相当程度の障害を残すもの
  • 四肢に機能障害を残すもの

【3級】

  • 一上肢及び一下肢に機能障害を残すもの

 

 

音声又は言語機能の障害の認定基準

【2級】

  • 音声又は言語を喪失するか、又は音声若しくは言語機能障害のため意思を伝達するために身ぶりや書字等の補助動作を必要とするもの
  • 4種の語音のうち3種以上が発音不能又は極めて不明瞭なため、日常会話が誰が聞いても理解できないもの

【3級】

  • 4種の語音のうち、2種が発音不能又は極めて不明瞭なため日常会話が家族は理解できるが、他人は理解できない程度のものをいう。

4種の語音とは、次のものをいう。

  • 口唇音(ま行音、ぱ行音、ば行音等)
  • 歯音、歯茎音(さ行、た行、ら行等)
  • 歯茎硬口蓋音(しゃ、ちゃ、じゃ等)
  • 軟口蓋音(か行音、が行音等)

 

肢体の障害と言語障害を併合することで

上位等級に該当する可能性も考えられますので、

両方を申請することをお勧めします。

 

また、脳血管疾患の障害認定日は以下の通りです。

脳血管疾患の障害認定日

脳血管疾患による障害の場合、障害認定日は

  1. 初診日から6か月経過後の症状固定日
  2. 初診日から1年6か月を経過した日

のいずれか早い方の日となります。

 

障害認定日が到来しているのであれば、

障害年金を申請しましょう。

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当なのに3級となったり不支給となったりというケースが

数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

また、障害の種類や県によっては支給率が44%(2012年)しかありません。

申請のチャンスは審査請求、再審査請求と3回ありますが、

1度目に失敗すると再審査請求で支給が決定するのは14.7%です。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

上記で申し上げましたように、

障害や県によっては支給率が44%(2012年)となっており、

障害者団体などからは「年金を出し渋っているのではないか」

との指摘が出ているほどです。

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

私は元厚生労働省の事務官ですので、

役所の論理・理屈を理解しており、これまで90%以上の確率で認定を得ています。

もし社労士への依頼を検討される場合は、こういった点も合わせてお考えください。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

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