弁置換手術を受けました。年金事務所では「障害年金の事後重症請求」と言われました。

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弁置換手術を受けました。年金事務所では「障害年金の事後重症請求」と言われました。

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

大動脈弁不完全閉鎖症のため弁置換手術を受けました。

最初に異常を指摘されたのは3年前の会社の健康診断で、心音に所見ありとされたことでした。

そのときは病院で心電図検査を行った結果、過度の運動を控えれば今のところ大丈夫と言われ、

事務職ということもあり、特に異常なく過ごしてきました。

しかし去年、別の病気で入院した際に心電図を撮られ、そこできちんと検査を受けるようにと指示を受け、

その後転院、現在の病名が下り、弁置換へ至りました。

この度、年金事務所に障害年金の相談に行きましたら、

「事後重症請求だね」と言われました。

これはどういう意味でしょうか。

1年6か月後の診断書は必要ないのでしょうか。

本回答は2015年9月時点のものです。

 

事後重症請求とは

障害認定日において障害等級に該当する程度の障害の状態でなかったが、

その後障害等級に該当する障害の状態となった場合、

65歳に達する日の前日までに裁定請求をすることができます。

これを事後重症請求といいます。

 

障害年金の審査を受けることのできる時点

障害年金の審査を受けることのできる時点は、

障害認定日(原則として初診日から起算して1年6月経過した日)と現在の2時点となっております。

 

人工弁を装着した場合の障害年金

人工弁を装着したものについては、原則として障害厚生年金3級に認定されますので、

現在の状態については、3級と認定されます。

 

しかし、障害認定日は異常なく過ごされていた期間にあたり、

障害等級に該当する障害状態にはないのではないかと判断されたものと考えます。

そのため「事後重症請求だね」と言われたものと思われます。

事後重症請求のみをする場合は、障害認定日から3か月以内の診断書は添付する必要はありません。

事後重症請求を検討しましょう。

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当なのに3級となったり不支給となったりというケースが

数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

また、障害の種類や県によっては支給率が44%(2012年)しかありません。

申請のチャンスは審査請求、再審査請求と3回ありますが、

1度目に失敗すると再審査請求で支給が決定するのは14.7%です。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

上記で申し上げましたように、

障害や県によっては支給率が44%(2012年)となっており、

障害者団体などからは「年金を出し渋っているのではないか」

との指摘が出ているほどです。

より確実に支給を勝ち取るには社労士に申請を代行依頼する方法があります。

私は元厚生労働省の事務官ですので、

役所の論理・理屈を理解しており、これまで90%以上の確率で受給を勝ち取っています。

もし社労士への依頼を検討される場合は、こういった点も合わせてお考えください。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

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