うつ病で障害厚生年金3級。新たな病気で2級になりますか?

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うつ病で障害厚生年金3級。新たな病気で2級になりますか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私は精神障害で障害厚生年金3級を支給されています。

申請の時はうつ病しか診断されていませんでしたが、

今は適応障害と広汎性発達障害もあると言われています。

新たな病気で申請をすれば2級になりますか?

本回答は2017年11月時点のものです。

 

障害年金の認定の対象となる障害が2つ以上ある場合、

併合認定が行われる場合がありますが、

うつ病と診断されていた後に発達障害が判明するケースについては、

そのほとんどが診断名の変更であり、

あらたな疾病が発症したものではないことから

別疾病とせず「同一疾病」とされます。

 

また、障害年金は原則として神経症は認定の対象としていません。

適応障害は国際疾病分類により神経症に分類されているため、

原則として認定の対象とされていません。

 

そのため併合認定は行われませんので、

適応障害と広汎性発達障害で障害年金の申請をすることはできません。

 

なお、次回の更新時に病名を併記していただき、

障害の状態を記載していただくことで、

障害の状態について総合的に判断して認定されます。

2級の状態に該当すると判断された場合は、

2級に改定されます。

 

障害の状態の基本について

【1級】日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの

  • 他人の介助を受けなければ、ほとんど自分の用を弁ずることができない程度のもの
  • 身の回りのことはかろうじてできるが、それ以上の活動はできない又は行ってはいけないもの
  • 病院内の生活でいえば、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの
  • 家庭内の生活でいえば、活動の範囲がおおむね就床室内に限られるもの

【2級】日常生活が著しい制限を受けるか又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの

  • 必ずしも他人の助けを借りる必要はないが、日常生活は極めて困難で、労働による収入を得ることができない程度のもの
  • 家庭内の極めて温和な活動(朝食作り、下着程度の洗濯等)はできるが、それ以上の活動はできないもの又は行ってはいけないもの
  • 病院内の生活でいえば、活動の範囲がおおむね病棟内に限られるもの
  • 家庭内の生活でいえば、活動の範囲がおおむね家屋内に限られるもの

【3級】

  • 労働が著しい制限を受けるか又は労働に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの

 

障害年金の更新について

実際の状態に変化はないにもかかわらず、

更新時の診断書提出により金額を減らされる、支給停止となることが、

見受けられます。

等級を維持することができるかどうかについての判断には専門知識が必要となります。

関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

更新時に支給停止となった場合、審査請求、再審査請求をすることができますが、

1度目に支給停止になると再審査請求で決定が覆るのは14.7%となっています。

慎重に書類をご準備ください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに等級を維持するために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

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