後縦靭帯骨化症は難病指定されていますが、知的障害と併せて障害基礎年金1級になりますか?

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後縦靭帯骨化症は難病指定されていますが、知的障害と併せて障害基礎年金1級になりますか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日: 最終更新日:

私は知的障害のため障害基礎年金2級を受けています。

下肢の脱力やしびれがあり検査を受けたところ、胸椎後縦靭帯骨化症と診断されました。

いずれ歩行困難になる可能性があるそうです。

後縦靭帯骨化症は難病指定されていますが、知的障害と併せて障害基礎年金1級になりますか?

では、併合認定について確認しましょう。

併合認定とは

2つ以上の異なる病気やケガによる障害がある場合に、それらを合算してより重い等級として認定される場合があります。

これを障害年金の「併合認定」といいます。

2級と2級を併合すると、1級となります。

以下で3級と2級を併合して1級となる場合を確認しましょう。

3級と2級を併合して1級となる場合

3級と2級を併合して1級となるのは、3級が以下の場合だけです。

【3級5号】

  • 両眼の視力がそれぞれ0.06以下のもの
  • 一眼の視力が0.02以下に減じ、かつ、他眼の視力が0.1以下に減じたもの
  • 両耳の平均純音聴力レベル値が80デシベル以上のもの
  • 両耳の平均純音聴力レベル値が50デシベル以上80デシベル未満で、かつ、最良語音明瞭度が30%以下のもの

本事案の場合

3級と2級を併合して1級となるのは、3級が眼の障害または聴覚障害の場合に限られます。

そのため、後縦靭帯骨化症による下肢障害で2級以上に認定された場合は、知的障害の障害基礎年金2級と併せて1級となります。

胸椎後縦靭帯骨化症により下肢の脱力やしびれがあるとのことですので、以下で下肢障害の認定基準を確認しましょう。

下肢障害の認定基準

障害の等級

障害の状態

1級

  • 両下肢の用を全く廃したもの

2級

  • 一下肢の用を全く廃したもの

例)一下肢の3大関節中いずれか2関節以上の関節の他動可動域が、健側の他動可動域の2分の1以下に制限され、かつ、筋力が半減しているもの

例)両下肢の3大関節中それぞれ1関節の他動可動域が2分の1以下に制限され、かつ、筋力が半減しているもの

3級

※障害厚生年金のみ

  • 一下肢の3大関節のうち、2関節の用を廃したもの
  • 一下肢の機能に相当程度の障害を残すもの…たとえば、一下肢の3大関節中1関節が不良肢位で強直しているもの
  • 両下肢に機能障害を残すもの…たとえば、両下肢の3大関節中それぞれ1関節の筋力が半減しているもの

障害手当金

※障害厚生年金のみ

  • 一下肢の3大関節のうち、1関節に著しい機能障害を残すもの
  • 一下肢に機能障害を残すもの…たとえば、一下肢の3大関節中1関節の筋力が半減しているもの

※関節の用を廃したもの…関節の他動可動域が健側の他動可動域の2分の1以下に制限されたもの又はこれと同程度の障害を残すもの

※関節に著しい機能障害を残すもの…関節の他動可動域が健側の他動可動域の3分の2以下に制限されたもの又はこれと同程度の障害を残すもの

後縦靭帯骨化症について障害認定日が到来しており、上記をご参考のうえ2級以上に該当するようであれば、後縦靭帯骨化症について障害年金を請求することをご検討されてはいかがでしょうか。

障害認定日とは

障害の程度の認定を行うべき日をいい、原則として、以下のいずれか早い日となります。

  • 「初診日」から起算して1年6月を経過した日
  • 傷病が治った日(その症状が固定し、治療の効果が期待できない状態に至った日を含む)

なお、指定難病であることは、障害年金の審査には影響しません。

障害年金を受給するために

障害年金の審査は、「しんどい」、「お金に困っている」、「悲しい」等ではなく、あくまで認定基準に該当しているか否かを審査されます。

そのため、国民年金法・厚生年金法や認定基準等をご存じない方がひとりで対応するには限界があります。

ご自分の生活がかかった大切なことなので、専門家である社労士に知識・経験を求めるのが最善の選択です。

一人でわけも分からず不安いっぱいで戦うのではなく、あなたの代理人となって受給に向けて取り組んでくれる専門家である社労士を味方につけてください。

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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

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