発作性夜間ヘモグロビン尿症です。難病なんですけど、障害年金の受給は出来ませんか?

障害年金のことなら障害年金.jp

障害年金ならお任せください
障害年金に関する無料相談は06-6429-6666までどうぞ!平日9時から18時まで受け付けています
 

発作性夜間ヘモグロビン尿症です。難病なんですけど、障害年金の受給は出来ませんか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

発作性夜間ヘモグロビン尿症です。

発症は20年ほど前です。

ヘモグロビンの値が7を下回ったら輸血をしています。

倦怠感もひどく仕事もできません。

難病なんですけど、障害年金の受給は出来ませんか?

本回答は2019年4月現在のものです。

 

発作性夜間ヘモグロビン尿症は難病に指定されており、

造血不全症状が主体と言われています。

 

障害年金は、難病であれば支給されるというものではありません。

下記の要件を満たし、障害の程度が認定基準に該当する場合に支給されます。

 

障害年金を受給するための3つの条件

  1. 初診日要件…障害の原因となった病気やケガを医者か歯科医師に診てもらった日は、国民年金と厚生年金のどちらに加入していたか
  2. 保険料納付要件…一定以上の年金保険料を納めているかどうか。
  3. 障害認定日要件…厚生労働省が定めた「障害の基準」を満たしているかどうか

 

「初診日要件」とは

初診日は、国民年金と厚生年金のどちらに加入していたか、

その加入していた制度によって、もらえる年金の種類が決まります。

  • 初診日が厚生年金被保険者期間中にある場合は、障害厚生年金
  • 初診日が国民年金被保険者期間中にある場合は、障害基礎年金
  • 初診日が20歳前または60歳以上65歳未満(国内に住んでいる方のみ)の年金未加入期間にある場合は、障害基礎年金

※初診日とは…障害の原因となった傷病について、初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。ただし、知的障害の場合は、出生日が初診日となります。

 

「保険料納付要件」とは

初診日の前日において以下の1または2を満たしている必要があります。

  1. 初診日の属する月の前々月までの公的年金の加入期間の3分の2以上の期間について、保険料が納付または免除されていること
  2. 初診日において65歳未満であり、初診日の属する月の前々月までの直近1年間に保険料の未納期間がないこと

※20歳前に初診日がある場合は、保険料納付要件は問われません。

 

「障害認定日要件」とは

障害認定日において、一定以上の障害状態にあるかどうかで判断されます。

※障害認定日とは、障害の程度の認定を行うべき日をいい、原則として、

  • 初診日から起算して1年6月を経過した日
  • 傷病が治った日(その症状が固定し、治療の効果が期待できない状態に至った日を含む)

のいずれか早い日となります。

 

赤血球系・造血不全疾患(再生不良性貧血、溶血性貧血等)の認定基準

障害の程度

障害の状態

1級

A表1欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があり、B表1欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があるもので、かつ、一般状態区分表のオに該当するもの

2級

A表2欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があり、B表2欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があるもので、かつ、一般状態区分表のエ又はウに該当するもの

3級

A表3欄に掲げるうち、いずれか1つ以上に所見があり、B表3欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があるもので、かつ、一般状態区分表のウ又はイに該当するもの

 

A表

区分

臨床所見

1

  1. 高度の貧血、出血傾向、易感染症を示すもの
  2. 輸血をひんぱんに必要とするもの

2

  1. 中度の貧血、出血傾向、易感染症を示すもの
  2. 輸血を時々必要とするもの

3

  1. 軽度の貧血、出血傾向、易感染症を示すもの
  2. 輸血を必要に応じて行うもの

 

B表

区分

検査所見

1

1 末梢血液中の赤血球像で、次のいずれかに該当するもの

  • ヘモグロビン濃度が 7.0g/dl未満のもの
  • 網赤血球数が 2万/μl未満のもの

2 末梢血液中の白血球像で、次のいずれかに該当するもの

  • 白血球数が 1,000/μl未満のもの
  • 好中球数が 500/μl未満のもの

3 末梢血液中の血小板数が2万/μl未満のもの

2

1 末梢血液中の赤血球像で、次のいずれかに該当するもの

  • ヘモグロビン濃度が 7.0g/dl以上 9.0g/dl未満のもの
  • 網赤血球数が 2万/μl以上 6万/μl未満のもの

2 末梢血液中の白血球像で、次のいずれかに該当するもの

  • 白血球数が 1,000/μl以上 2,000/μl未満のもの
  • 好中球数が 500/μl以上 1,000/μl未満のもの

3 末梢血液中の血小板数が 2 万/μl以上 5 万/μl未満のもの

3

1 末梢血液中の赤血球像で、次のいずれかに該当するもの

  • ヘモグロビン濃度が 9.0g/dl以上 10.0/dl未満のもの
  • 網赤血球数が6万/μl以上10万/μl未満のもの

2 末梢血液中の白血球像で、次のいずれかに該当するもの

  • 白血球数が 2,000/μl以上 3,300/μl未満のもの
  • 好中球数が 1,000/μl以上 2,000/μl未満のもの

3 末梢血液中の血小板数が 5 万/μl以上 10 万/μl未満のもの

 

一般状態区分表

区分

一般状態

無症状で社会活動ができ、制限を受けることなく、発病前と同等にふるまえるもの

軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできるもの。 例えば、軽い家事、事務など

歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の 50%以上は起居しているもの

身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で、日中の 50%以上は就床しており、自力では屋外への外出等がほぼ不可能となったもの

身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの

 

血液・造血器疾患による障害の認定について

検査成績は、その性質上変動しやすいものであるので、

血液・造血器疾患による障害の程度の判定に当たっては、

最も適切に病状をあらわしていると思われる検査成績に基づいて行われます。

特に、輸血や補充療法により検査数値が一時的に改善する場合は、

治療前の検査成績に基づいて行われます。

 

血液・造血器疾患の病態は、

各疾患による差異に加え、個人差も大きく現れ、

病態によって生じる臨床所見、検査所見も、また様々なので、

認定に当たってはA表及びB表によるほか、

他の一般検査、特殊検査及び画像診断等の検査成績、

病理組織及び細胞所見、合併症の有無とその程度、治療及び病状の経過等を参考とし、

認定時の具体的な日常生活状況等を把握して、総合的に認定されます。

 

ご質問内容からは、上記の要件を満たしているかが判断しかねますが、

倦怠感がひどく仕事ができないとのことですので、

上記を参考にしていただき、申請をご検討されてはいかがでしょうか。

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

当サイトでは1分で障害年金をもらえるか、カンタン査定をいたします。

 

◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

疑問などがございましたら、下記よりお気軽にお問い合わせください。

お気軽にお問合せください。

障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。

どんなご相談でも承ります。お気軽にお問合せください。

お問合せフォームへ

お電話でも承ります

06-6429-6666

平日9:00~18:00