肢体不自由の下肢障害2級になりました。障害年金はいただけるのでしょうか。

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肢体不自由の下肢障害2級になりました。障害年金はいただけるのでしょうか。

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

63歳の父が、身体障害者3級から2級になりました。肢体不自由の下肢障害です。

今現在入院中で足腰が不自由になり、生活が大変になっています。

手帳が2級の場合、税金や受信料の免除はあっても、

手当てがもらえるわけではないそうです。

知人から障害年金というものがあると聞きましたが、

父は何か手続きをすれば障害年金はいただけるのでしょうか。

父はずっと自営です。

本回答は2017年11月時点のものです。

 

身体障害者手帳において、下肢障害2級の状態は、

以下の通りです。

  • 両下肢の機能の著しい障害
  • 両下肢を下腿の2分の1以上で欠くもの

 

一方、障害年金において、

両下肢の障害の場合、各等級に該当する障害の状態は以下の通りです。

両下肢の障害の認定基準

  • 1級…両下肢の機能に著しい障害を有するもの、すなわち、両下肢の3大関節中それぞれ2関節以上の関節が全く用を廃したもの
  • 2級…両下肢の機能に相当程度の障害を残すもの、例えば、両下肢の3大関節中それぞれ1関節の他動可動域が、「肢体の障害関係の測定方法」による参考可動域の2分の1以下に制限され、かつ、筋力が半減しているもの
  • 3級…両下肢に機能障害を残すもの、例えば、両下肢の3大関節中それぞれ一関節の筋力が半減しているもの

 

ご質問内容からは、具体的な障害の状態がわかりかねますが、

上記の障害の程度を比較すると、

身体障害者手帳の下肢障害2級の状態は、

障害年金の1級もしくは2級に相当すると判断される可能性も考えられます。

 

障害年金は、以下の支給要件を満たすことができれば請求することができます。

 

「初診日要件」とは

障害の原因となった病気やケガを医者か歯科医師に診てもらった日は、

国民年金と厚生年金のどちらに加入していたか、

その加入していた制度によって、もらえる年金の種類が決まります。

 

「保険料納付要件」とは

初診日の前日において以下の1または2を満たしている必要があります。

  1. 初診日の属する月の前々月までの公的年金の加入期間の3分の2以上の期間について、保険料が納付または免除されていること
  2. 初診日において65歳未満であり、初診日の属する月の前々月までの直近1年間に保険料の未納期間がないこと

※20歳前に初診日がある場合は、保険料納付要件は問われません。

 

「障害認定日要件」とは

障害認定日において、一定以上の障害状態にあるかどうかで判断されます。

※障害認定日とは、障害の程度の認定を行うべき日をいい、原則として、

  1. 初診日から起算して1年6月を経過した日
  2. 傷病が治った日(その症状が固定し、治療の効果が期待できない状態に至った日を含む)

のいずれか早い日となります。

 

障害認定日時点の診断書が取得できない等の理由で、

障害認定日請求ができない場合は、事後重症請求となります。

 

事後重症請求とは

傷病により障害の状態にあるものが、障害認定日において

障害等級に該当する程度の障害の状態に該当しなかった場合でも、

その後、状態が悪化し、障害等級に該当する障害の状態となった場合、

65歳に達する日の前日までに裁定請求をすることができます。

これを事後重症請求といいます。

 

支給要件を満たしているのであれば、

障害年金の申請を検討されてはいかがでしょうか。

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当の状態なのに3級となったり不支給となったり

というケースが数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求を含めて3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

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