障害年金の年金額は今まで払ってきた年金額によって決まるのですか?

障害年金のことなら障害年金.jp

障害年金ならお任せください
障害年金に関する無料相談は06-6429-6666までどうぞ!平日9時から18時まで受け付けています
 

障害年金の年金額は今まで払ってきた年金額によって決まるのですか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

障害年金の年金額なんですが、

これは、今まで払ってきた年金額によって決まるのですか?

私の場合、まだ30代ですので、期間自体が短いです。

この場合、金額は少なくなるのですか?

本回答は2016年9月時点のものです。

 

障害年金は、等級によって受給額が異なります。

障害年金の受給額(平成28年)

障害年金の受給額は平成28年現在、以下の通りとなっています。

  • 障害基礎年金1級…年975,100円
  • 障害基礎年金2級…年780,100円
  • 障害厚生年金1級…年975,100円+報酬比例の年金額×1.25
  • 障害厚生年金2級…年780,100円+報酬比例の年金額
  • 障害厚生年金3級…報酬比例の年金額(最低保証額585,100円)

 

上記の通り、障害基礎年金は受給額が一定となっています。

これは、これまで納付した保険料額に関わらず一律に定められた金額となっています。

 

報酬比例の年金額については、下記の通りの計算方法となります。

障害厚生年金(報酬比例の年金額)の計算式

報酬比例の年金額は以下の計算式によって求めることができます。

報酬比例の年金額=A+B

A:平成15年3月1以前の加入期間の金額

平均標準報酬月額×7.125/1000×平成15年3月までの加入期間の月数

B:平成15年4月以後の加入期間の金額

平均標準報酬額×5.481/1000×平成15年4月以降の加入期間の月数

※平均標準報酬月額…平成15年3月以前の標準報酬月額の総額を、平成15年3月以前の加入期間で割って得た額です。

※平均標準報酬額…平成15年4月以降の標準報酬月額と標準賞与額の総額を、平成15年4月以降の加入期間で割って得た額です。

※加入期間の月数…加入期間の合計が、300月(25年)未満の場合は、300月とみなして計算します。また、障害認定日がある月後の加入期間は、年金額計算の基礎となりません。

 

報酬比例の年金額は、標準報酬月額または標準報酬額を元に計算されます。

しかしながら、加入期間が短い場合は加入期間を300月とみなして計算されます。

ご質問者様の場合、現在30代とのことですので、

報酬比例の年金額は300月の加入とみなして計算されることとなります。

そのため、極端に少額の年金額になることはありません。

ご安心ください。

 

障害年金の申請について

障害の状態によって等級が決まりますが、

提出書類によって、2級相当なのに3級となったり不支給となったりというケースが

数多くあります。

そのため関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

また、障害の種類や県によっては支給率が44%(2012年)しかありません。

申請のチャンスは審査請求、再審査請求と3回ありますが、

1度目に失敗すると再審査請求で支給が決定するのは14.7%です。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

上記で申し上げましたように、

障害や県によっては支給率が44%(2012年)となっており、

障害者団体などからは「年金を出し渋っているのではないか」

との指摘が出ているほどです。

より確実に支給を勝ち取るには社労士に申請を代行依頼する方法があります。

私は元厚生労働省の事務官ですので、

役所の論理・理屈を理解しており、これまで90%以上の確率で受給を勝ち取っています。

もし社労士への依頼を検討される場合は、こういった点も合わせてお考えください。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

お気軽にお問合せください。

障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。

どんなご相談でも承ります。お気軽にお問合せください。

お問合せフォームへ

お電話でも承ります

06-6429-6666

平日9:00~18:00