繰り上げして老齢厚生年金を受けていますが、今からでも障害年金に変更できないでしょうか?

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繰り上げして老齢厚生年金を受けていますが、今からでも障害年金に変更できないでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

現在65歳の父のことで相談です。

父は50歳の時から若年性認知症を患っています。

障害年金のことを知らずに、60歳から繰り上げで老齢厚生年金を受けています。

最近知ったのですが障害年金は非課税だったんですね。

非課税だと福祉的にも色々な優遇が受けられたり税金の支払いもなくて後悔してます。

年金事務所の方からは特にそういった説明はなかったようです。

今からでも障害年金に変更できないでしょうか?

本回答は2019年12月現在のものです。

 

現在は老齢厚生年金の繰り上げ支給を受けているとのことですので、

今から障害年金に変更することは、現実的ではないでしょう。

 

老齢厚生年金の繰り上げ支給を受けている場合、障害年金の事後重症請求ができません。

障害認定日請求のみが可能となります。

 

事後重症請求とは

傷病により障害の状態にあるものが、障害認定日において

障害等級に該当する程度の障害の状態に該当しなかった場合でも、

その後、状態が悪化し、障害等級に該当する障害の状態となった場合、

65歳に達する日の前日までに裁定請求をすることができます。

これを事後重症請求といいます。

 

障害認定日請求とは

障害認定日時点での診断書を取得し、請求することを障害認定日請求といいます。

※障害認定日とは、障害の程度の認定を行うべき日をいい、原則として、

  • 初診日から起算して1年6月を経過した日
  • 傷病が治った日(その症状が固定し、治療の効果が期待できない状態に至った日を含む)

のいずれか早い日となります。

 

お父さまの場合、障害認定日請求をするためには、

若年性認知症と診断された50歳の時の初診日を特定し、

その1年6か月後の時の診断書を取得する必要があります。

 

仮に障害認定日請求で認定が得られた場合は、

障害認定日に遡って受給権が発生しますが、

年金を受け取る権利は、権利が発生してから5年を経過すると時効消滅するため、

実際に支給を受けることが出来るのは、時効消滅していない直近の5年分となります。

 

お父さまの場合、直近の5年分の障害年金の支給が決定したとしても、

60歳から老齢厚生年金を受給されており、

障害年金と老齢年金は、どちらか有利な方を選択することになるため、

老齢年金の方が有利であり老齢年金を選択する場合は、障害年金は支給されません。

障害年金を選択したとしても、すでに受けている老齢年金について相殺することとなります。

 

なお、障害年金は非課税所得ですが、

福祉サービスや税金の優遇を受けられるものではありません。

これらについては、障害者手帳を取得された方が受けられるものですので、

詳細はお住まいの自治体へお問い合わせ下さい。

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

当サイトでは1分で障害年金をもらえるか、カンタン査定をいたします。

 

◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

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