小児喘息。20歳前傷病で申請できますか?

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小児喘息。20歳前傷病で申請できますか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日:

私は生まれた時から小児喘息と診断されました。

現在は35歳で、アルバイトだけでは暮らせないので、親のすねをかじっております。

保険料も納付している時期もありますが未納も多いです。

症状は、継続吸入と服薬で、年に数回はひどい発作があり病院で処置を受けています。

いつまでも親の世話になるわけにもいかず、

障害年金を申請しようと思うのですが、20歳前傷病で申請できますか?

本回答は2017年3月時点のものです。

 

生まれつきの障害等、20歳前に初診日がある場合は、

20歳前傷病の障害基礎年金の対象となります。

 

20歳前傷病の障害基礎年金については、保険料納付要件は問われません。

20歳前に通院していたことの証明書(受診状況等証明書)を取得し、

申請をすることができます。

障害厚生年金には1級〜3級と障害手当金がありますが、

障害基礎年金には1級および2級のみです。

そのため2級以上に該当しなければ、障害年金を受給することはできません。

 

喘息も障害年金の対象となっております。

 

慢性気管支喘息の認定について

慢性気管支喘息については、症状が安定している時期においての症状の程度、

使用する薬剤、酸素療法の有無、検査所見、具体的な日常生活状況等を把握して、

総合的に認定することとされています。

 

各等級に相当する障害の状態は以下の通りです。

慢性気管支喘息の認定基準

【1級】

  1. 最大限の薬物療法を行っても発作強度が大発作となり、無症状の期間がない。
  2. 身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの
  3. 予測肺活量 1 秒率が高度異常(測定不能を含む)、かつ、動脈血ガス分析値が高度異常で常に在宅酸素療法を必要とするもの

【2級】

  1. 呼吸困難を常に認める。
  2. 常時とは限らないが、酸素療法を必要とする。
  3. 歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の 50%以上は起居しているもの、または、身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で、日中の 50%以上は就床しており、自力では屋外への外出等がほぼ不可能となったもの
  4. プレドニゾロンに換算して1日10mg相当以上の連用、又は5mg相当以上の連用と吸入ステロイド高用量の連用を必要とするもの

 

上記の症状は、的確な喘息治療を行い、

なおも、その症状を示すものであることとされています。

きちんとした治療を受けているにもかかわらず、

上記の症状に該当するのであれば、受給の可能性も考えられます。

申請を検討されてはいかがでしょうか。

 

20歳前障害の障害年金の申請について

初診日が古くなると初診日の特定と証明が非常に困難になります。

初診日の特定と証明、十分な書類作成等、

申請に必要な書類の準備には専門知識が必要ですので、

関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求と3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

私は元厚生労働省の事務官ですので、

役所の論理・理屈を理解しており、これまで90%以上の確率で認定を得ています。

もし社労士への依頼を検討される場合は、こういった点も合わせてお考えください。

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