好酸球性肺炎で休職中。復帰できるか悩んでいます

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好酸球性肺炎で休職中。復帰できるか悩んでいます

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

現在41歳の会社員ですが、子供の頃から喘息でずっと通院しています。

5年前に好酸球性肺炎と診断されてからプレドニンをずっと飲み続けています。

好酸球性肺炎になってからは、発熱や息苦しさで会社を休む事が多くなり、

1年前から傷病手当金をいただいており、もうすぐ支給期間が終わるのですが、

息苦しさがずっと続いて復帰できるか悩んでいます。

障害年金が受給できればと思っているのですが、 この場合受給可能なのでしょうか?

本回答は2017年3月時点のものです。

 

子供の頃の喘息と好酸球性肺炎が、因果関係があるとされた場合、

20歳前傷病の障害基礎年金の申請となります。

 

好酸球性肺炎などの呼吸不全の場合は、以下の基準に従い審査が行われます。

 

呼吸不全による認定基準

【A表】 動脈血ガス分析値

区分

検査項目

単位

軽度異常

中等度異常

高度異常

動脈血O2分圧

Torr

70~61

60~56

55以下

動脈血CO2分圧

Torr

46~50

51~59

60以上

(注)病状判定に際しては、動脈血 O2分圧値を重視する。

 

 【B表】 予測肺活量1秒率

検査項目

単位

軽度異常

中等度異常

高度異常

予測肺活量1秒率

40~31

30~21

20以下

 

【1級】

以下2点を満たすもの

  • 上記A表及びB表の検査成績が高度異常を示すもの
  • 身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの

【2級】

以下2点を満たすもの

  • 上記A表及びB表の検査成績が中等度異常を示すもの
  • 身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で、日中の 50%以上は就床しており、自力では屋外への外出等がほぼ不可能となったもの、または、歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の 50%以上は起居しているもの

 

なお、呼吸不全の障害の程度の判定は、A表の動脈血ガス分析値を優先するが、

その他の検査成績等も参考とし、認定時の具体的な日常生活状況等を把握して、

総合的に認定されます。

 

ご質問内容からは検査成績等はわかりかねますが、

仕事に復帰することが難しいとのことであれば、

上記基準を参考に障害年金の申請を検討されてはいかがでしょうか。

 

20歳前障害の障害年金の申請について

初診日が古くなると初診日の特定と証明が非常に困難になります。

初診日の特定と証明、十分な書類作成等、

申請に必要な書類の準備には専門知識が必要ですので、

関連書籍をご購入の上、申請されることをお勧めします。

審査のチャンスは審査請求、再審査請求と3回ありますが、

1度目に不支給となると再審査請求で支給が決定するのは14.7%となっています。

慎重にご準備ください。

申請の流れはこちらにて解説していますので、ご参考にしてください。

 

社労士への依頼も合わせてご検討ください

よりスムーズに認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。

私は元厚生労働省の事務官ですので、

役所の論理・理屈を理解しており、これまで90%以上の確率で認定を得ています。

もし社労士への依頼を検討される場合は、こういった点も合わせてお考えください。

疑問などがございましたら、下記お問い合わせフォームからお気軽にご質問ください。

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