内リンパ水腫と診断され現在休職中です。復職ができない場合は、障害年金が受けられるのでしょうか?

障害年金のことなら障害年金.jp

障害年金ならお任せください
障害年金に関する無料相談は06-6429-6666までどうぞ!平日9時から18時まで受け付けています
 

内リンパ水腫と診断され現在休職中です。復職ができない場合は、障害年金が受けられるのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
  • 詳しいプロフィール
公開日: 最終更新日:

私は2年前に突発性難聴になり、左だけですが聴力が60デシベルのまま回復しません。

大学病院で検査をしたら内リンパ水腫と診断されましたが、治療方法はないと言われました。

症状も悪化しつつあり、仕事に支障をきたしているため現在休職中です。

傷病手当金を受給中ですが、あと半年で終了します。

復職ができない場合は、障害年金が受けられるのでしょうか?

聴覚障害とのことですので、どのような状態なら障害年金を受給できるか、確認しましょう。

どのような状態なら聴覚障害で障害年金を受給できるか

障害年金では、ケガや病気の程度に応じて等級が設定されています。

▼障害基礎年金
1級と2級

▼障害厚生年金
1級、2級、3級

障害が重い順に、1級、2級、3級となります。

さらに、障害厚生年金は、初診日から5年以内にこれ以上は医療の効果が期待できない状態になった(傷病が回復して元気な状態という意味ではありません)ときに一時金で支給される障害手当金があります。

聴覚障害の各等級に該当する障害の状態は以下の通りです。

聴覚障害の認定基準

障害の等級

障害の状態

1級

  • 両耳の聴力レベルが100デジベル以上のもの

2級

  • 両耳の聴力レベルが90デジベル以上のもの
  • 両耳の平均純音聴力レベル値が80デジベル以上で、かつ、最良語音明瞭度が30%以下のもの

3級

※障害厚生年金のみ

  • 両耳の平均純音聴力レベル値が70デジベル以上のもの
  • 両耳の平均純音聴力レベル値が50デジベル以上で、かつ、最良語音明瞭度が50%以下のもの
  • 一耳の平均純音聴力レベル値が80デジベル以上で、かつ、症状が固定していないもの

障害手当金

※障害厚生年金のみ

  • 一耳の平均純音聴力レベル値が80デジベル以上で、かつ、症状が固定しているもの

本事案の場合

「左耳の聴力が60デシベル」とのことですので、上記認定基準に照らすと現時点の聴力レベルでは認定基準に当てはまらないため、障害年金を受けることは難しいでしょう。

復職ができなかったとしても、上記認定基準に該当しない場合は障害年金を受けることはできません。

もし今後、症状が進行し、上記認定基準に該当する程度となった場合は受給が可能となるでしょう。

等級に該当する状態となった段階で障害年金の請求をしようとお考えの場合、受診状況等証明書(初診日の証明書)を取得しておくとよいでしょう。

初診日とは…

初診日とは、障害の原因となった傷病について、初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

障害年金を受給するために

障害年金の審査は、「しんどい」、「お金に困っている」、「悲しい」等ではなく、あくまで認定基準に該当しているか否かを審査されます。

そのため、国民年金法・厚生年金法や認定基準等をご存じない方がひとりで対応するには限界があります。

ご自分の生活がかかった大切なことなので、専門家である社労士に知識・経験を求めるのが最善の選択です。

一人でわけも分からず不安いっぱいで戦うのではなく、あなたの代理人となって受給に向けて取り組んでくれる専門家である社労士を味方につけてください。

お気軽にお問合せください。

障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。

どんなご相談でも承ります。お気軽にお問合せください。

お問合せフォームへ

お電話でも承ります

06-6429-6666

平日9:00~18:00