耳鼻科が廃院になっていて初診日の証明が取れない場合は、障害年金の申請はできないのでしょうか?

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耳鼻科が廃院になっていて初診日の証明が取れない場合は、障害年金の申請はできないのでしょうか?

中井智博
中井智博社会保険労務士
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公開日:

私は小学校の聴力検査で再検査となり、近くの耳鼻科へ行きましたが、大きい病院に行った方がいいと言われ、大学病院を紹介されました。

それからずっと大学病院でお世話になっています。

最近急激に聴力が落ち、両側感音性難聴と診断され、手帳は2級で人工内耳も入れています。

まもなく20歳になるので障害年金の申請をしたいと思っているのですが、初めて受診した近くの耳鼻科が廃院になっていて、初診日の証明が取れません。

この場合、障害年金の申請はできないのでしょうか?

本回答は2021年3月現在のものです。

 

ご質問者様の場合、近くの耳鼻科の初診日証明書が取れなくても、20歳前に初診日があることは明確ですので、大学病院の診断書で申請することが可能です。

20歳の誕生日前後3か月以内の診断書を取得することができれば、20歳の誕生日以降、手続きが可能となります。

 

20歳前傷病の障害基礎年金の請求となるため、障害の状態が2級以上に該当すると判断された場合、受給できます。

ご質問者様の場合、身体障害者手帳2級をお持ちとのことですので、障害基礎年金が受給できる可能性が考えられます。

 

20歳前傷病の障害基礎年金とは

先天性の病気などにより20歳前から障害があり、初診日が、20歳前(年金制度に加入していない期間)にあり、かつ、障害の状態が認定基準に該当する場合には、障害基礎年金を受けることができます。

等級は1級と2級があり、障害の程度によって決められます。

※初診日とは、出生直後に、あるいは乳幼児期の健康診断(6ヶ月〜3歳時健診)、または養護学校、更生相談所等の各種検査のいずれかにおいて、医師または歯科医師の診断により、20歳までに障害が確認されている場合や、療育手帳等が交付されている場合を含みます。

 

聴覚障害の認定基準

【1級】

  • 両耳の聴力レベルが100デジベル以上のもの

【2級】

  • 両耳の聴力レベルが90デジベル以上のもの
  • 両耳の平均純音聴力レベル値が80デジベル以上で、かつ、最良語音明瞭度が30%以下のもの

【3級】

  • 両耳の平均純音聴力レベル値が70デジベル以上のもの
  • 両耳の平均純音聴力レベル値が50デジベル以上で、かつ、最良語音明瞭度が50%以下のもの
  • 一耳の平均純音聴力レベル値が80デジベル以上で、かつ、症状が固定していないもの

 

上記の認定基準を参考にしていただき、申請をご検討されてはいかがでしょうか。

 

◎障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

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◎社労士への依頼も合わせてご検討ください

審査を受ける機会は審査請求、再審査請求を含めて3回あります。
しかし、1度目の請求で認められない場合、2度目以降で決定が覆るのは、たった14.7%となっています。

より確実に認定を得るために社労士に申請を代行依頼する方法があります。
こちらも合わせてご検討ください。

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