視神経脊髄炎で障害基礎年金2級 40代女性のケース
視神経脊髄炎と診断され歩行困難に。自身で障害年金請求すると不支給となった。
約4年前、頭部右側が薄皮を被っているような違和感を感じた。
頭を洗っても頭部右側だけ指が届いていないように感じる等違和感があり、右耳にも痛みがあり、皮膚科を受診、塗り薬をもらったが、右手が動かなくなり、更に激し頭痛があり、再び皮膚科を受診すると脳神経外科を受診するようすすめられた。
MRI検査の結果、脳梗塞と診断され、他院への紹介受診をしようと準備していたところ、突然呼吸ができず、右足が動かなくなった。
救急搬送され、即時入院となり、視神経脊髄炎との診断を受けた。
心臓血管の手術、胃ろう手術を数度受け、リハビリをするも、痺れと感覚麻痺が取れず、体幹が安定せず物を持つとバランスが取れず歩くことができない。
首や肩にも痛みあり、座位の保持、歩行も困難であった。
自身で障害年金申請をするも不支給となり、相談に見えた。
この女性のケースのポイント
- 自身で申請した内容にどんな不備があったのかを分析することが重要。
医師の聞き取り不足で診断書に日常生活が反映されていなかった
自身で申請した診断書を検討したところ、実際の状態が診断書に十分に反映されていなかった。
- 普段の診察で日常生活の細かいことについて問診されなかったのではないかと推測
- その結果、日常生活に支障があるのかわからない診断書になったため不支給になったと判断。
- 改めて日常生活状況について詳細に記した書類を準備し、診断書を作成していただいた。
- また、日常生活についての不便、不自由が伝わるように病歴就労状況等申立書を作成した。
総括
障害基礎年金2級の認定を得ることができた。
事前に、どう書けば障害年金の申請が通るかを知っていれば医師に書き直しを依頼するところですが、普通はそんなことは知りません。