統合失調症で障害基礎年金2級 20代男性のケース
いじめにより引きこもり後、妄想を抱く。自暴自棄になり両親は手に負えない状況。
幼少の頃より虐待、イジメにあい、中学生の頃から食べ吐きを繰り返していた。
その後誰かにつけられている、襲われる等の妄想があり約5年間引きこもった。
受診をするも長続きせず、医院を転々としていた。
自暴自棄になり自殺未遂やけんかを繰り返した。
両親も手に負えず、障害年金申請を考えた。
この男性のケースのポイント
- 初診日からちょうど1年6ヶ月頃であった。
- 典型的なドクターショッピングであり、いつどの病院へ行ったのかすら分からない状態であった。
その障害になった病気について医師の診断を受けた日(初診日)の特定が必要。
ひとつひとつの病院を確認し、受診歴の調査
初診日からちょうど1年6ヶ月頃であったため、認定日請求をすることにした。
しかし、初診から1年半ほどの間に20数カ所の医院を受診しており、時期が全くわからないとのことであった。
そのため、いつ受診したのかひとつひとつ確認していき、受診歴と現在の状態がわかる病歴就労状況等申立書を作成した。
総括
障害基礎年金2級で認定を受けることができた。
障害年金の申請には、その病気を診てもらった最初の病院に行った日時の特定などが必要になります。
いくつもの病院にかかった場合は、身内ではその作業はむずかしくなります。