てんかんで障害基礎年金2級 20代男性のケース
高校時代からたびたび発作。仕事中に発作を起こし、居づらくなり退職し自暴自棄に。
現在は20代であるが、高校時代に友人と遊んでいるときに突然発作が起き、救急搬送され、てんかんと診断された。
それ以降、年に3回程度の意識を完全消失する大発作と、ほぼ毎日の小発作が現れた。
大発作はいつどこで起こるかわからないため、駅のホームで倒れたこと、階段で発作を起こし転倒したこと等あり、そのたびに救急搬送された。
就職の際はてんかんであることを伏せて就職したが、仕事中に発作を起こして発覚、職場に居づらくなり退職。
障害者手帳を取得し、障害者雇用での就職を模索するも、てんかんであることを告げると就職もままならず、自身で障害年金の申請を行った。
しかし認定を得られず、将来を悲観し自暴自棄になっていたため、親が見るに見かねて相談に。
この男性のケースのポイント
- 発作の頻度、重症度だけでなく、発作間欠期の精神症状が審査で重要な意味を持つため、診断書に発作間欠期の状況を反映してもらわなければならない。
- 申立書により、社会生活がてんかんによりどれだけ損なわれているかを記載しなければならない。
医師に必要なことを伝え、きっちりと診断書に反映
医師に、発作間欠期における自暴自棄の状況を伝え、更に発作間欠期の状態と、発作時の状態が明確になるよう診断書に記載していただいた。
総括
障害基礎年金2級の認定を得ることができた。
当初、ご本人が申請し認められなかったことから、私の代理申請は2回目となります。
障害年金の申請は3回のチャンスがありますが、1度目に失敗すると、2回目以降に良い結果になる確率は14.7%です。