今年4月からの障害年金額について

年金の金額は、物価や名目賃金の変動に連動し毎年見直されます。

年金を受給し始める場合の年金額は名目手取り賃金変動率によって改訂し、受給中の年金額は購買力に着目して物価変動率によって改訂することが法律上決められています。

しかし物価変動率、名目手取り賃金変動率共にマイナスで、名目手取り賃金変動率が物価変動率を下回る場合には、共に物価変動率によって改訂されます。

平成29年度の年金額は、名目手取り賃金変動率（マイナス1.1％）が物価変動率（マイナス0.1％）を下回ったため新たに受給を開始される方の年金も、既に受給しておられる方の年金も共にマイナス0.1％下がることになります。

この結果

障害基礎年金2級…779,300円（昨年度780,100円）

加給年金額…224,300円（昨年度224,500円）

三人目以降のお子さんの加給年金額…74,800円（変更なし）

3級厚生年金障害給付の最低保証額…584,500円（昨年度585,100円）

となりました。