気分変調症、注意欠陥多動性障害の女性の障害基礎年金2級が認定
阿部 久美のブログ

今日は朝一番に年金事務所に行き、私がサポートさせて頂いて5月半ばに請求を提出した女性の、審査進捗状況を確認してきました。8月8日付で障害基礎年金2級が認定されていました。支給開始は9月15日の予定です。
この女性は20年ほど前から、気分の落ち込み、淋しさ、不安などの精神的な不調を感じるようになり、通院を開始されました。仕事はしていましたが、長続きせず、短期のパートやアルバイト先を転々とするという形で、収入が安定せず、治療費の支払いができないため受診ができなかった期間もあります。
発病してからの期間も長くなり、また、薬を飲んでも回復がはかばかしくないため、友人の勧めで大学病院の精神科を受診したところ、気分変調症に加え注意欠陥多動性障害(ADHD)との診断も受けたそうです。
この女性のように、うつ病等の診断で服薬を続けてもなかなか改善せず、更に調べてみるとADHD等の自閉症スペクトラム障害(いわゆる発達障害)が伏在していたというケースは結構あるようです。
大学病院で作成頂いた診断書の日常生活能力の判定平均並びに程度の評価は、十分2級に該当する内容でしたが1点気がかりなことがありました。それは、ご家族との関係性が良くないために、ずっと一人暮らしをされていることです。
幸いなことに、この点については、現在この女性が何かとサポートを受けている支援事業所の相談員の方が、日常生活状況について詳細な文書を書いて下さり、それを一件書類として提出することができました。
精神の障害認定ガイドラインの目安に照らし合わせて2級であっても、3級若しくは不該当と判定されるケースがありますが、その際の最大の根拠は1、何らかの就労をしていること、2、一人暮らしができていること、です。今回は相談員の方のご協力で2、の要素を消し込めたことで、比較的早期の2級認定につながりました。
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