20歳前障害での障害基礎年金の更新についてのご連絡
阿部 久美のブログ

今日は、以前に私がサポートさせていただき、20歳前障害による障害基礎年金2級を受給中の男性のお父様からご連絡を頂きました。
実は2か月ほど前、お父様から更新の診断書の件でご相談いただきました。何点かアドバイスをさせていただき、その内容に沿って診断書を準備され、提出されたとはお聞きしていました。
今日の電話は「お陰様で更新が認められました」というお礼でしたので、いささか早すぎると驚きました。
いろいろとお聞きしてみると、お父様は8月15日に、従来通りの年金が振り込まれていたため、7月末までに提出するようにとの要請に従って提出した診断書が審査され、更新が決定したので8月15日に年金が振り込まれたと勘違いされたのです。
8月15日に支払われた年金は今年の6月、7月分であり更新前ですから、当然今まで通り支払われます。更新審査の結果が反映されるのは、11月分(12月支給)からになります。
実務の流れは、今申しあげたとおりですが、お父様がこのような誤解をされるのも無理からぬことです。何より驚いたのは、お住いの地域を所管する役所の年金課に電話して、このお話をされ次の更新がいつになるかを尋ねらえた際に、窓口担当者は今回の更新の審査が終了していないことに全く気付かず「更新は前回より少し延びるか、前回通りかよくわかりません」と答えていることです。
この窓口担当者は、障害年金、それも更新についての知識は全くと言っていい程持ち合わせていなかったのだと思います。障害年金の受給者は約200万人で老齢年金の受給者約4000万人の1/20です。実際に担当する機会が圧倒的に少ないですから、知識が伴わないのもむべなるかな、ではあります。
とは言え、窓口担当者の誤った説明や不十分な説明に従って手続きした結果、取り返しのつかないことになっては大変です。行政機関の窓口担当者から話を聞かざるを得ない場合には、1、ヴォイスレコーダーやスマホで録音する、2、説明内容は文書にさせ必ず署名させる、3、上記がかなわない場合は必ずメモを取り名刺をもらう若しくは姓名をメモすることを励行してください。
誤った説明や不十分な説明であったことの立証責任はこちら側にかぶせられてきます。
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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。
煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。
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