筋剛直性ジストロフィーの女性からのご相談
阿部 久美のブログ

徳島県徳島市の男性からご相談を頂きました。
この男性には40歳になる娘さんがおられますがこの方についてのご相談でした。
この娘さんは高校時代に筋剛直性ジストロフィーを発症されました。しばらくは専門病院にて治療を受けられましたが、根治療法はなく、状態が落ち着いてからは近所の内科医で経過観察をしておられました。
その後結婚もされましたが、数年前から徐々に症状が進行し、今は家の中でも歩行が困難で伝い歩き、外出は車いすが欠かせない状態とのことでした。
肢体の障害としての申請になりますし今後の治療のこともありますので、専門医を何軒かお探しし、その中の病院に一度かかっていただくことにしました。
肢体の障害での請求は診断書面に関節可動域や筋力などについての測定値を記載する項目があり、この項目は必須です。
そのためどうしても専門医を受診して頂くことが必要になります。
筋強直性ジストロフィーにより筋力低下が上肢及び下肢などの広範囲にわたる場合、「肢体の機能の障害」として認定されます。
肢体の障害の認定基準は、以下の通りです。
肢体の障害の認定基準
【1級】
- 一上肢及び一下肢の用を全く廃したもの…日常生活における動作のすべてが「一人で全くできない場合」又はこれに近い状態
- 四肢の機能に相当程度の障害を残すもの
【2級】
- 一上肢及び一下肢の機能に相当程度の障害を残すもの…日常生活における動作の多くが「一人で全くできない場合」又は日常生活における動作のほとんどが「一人でできるが非常に不自由な場合」
- 四肢に機能障害を残すもの
【3級】
- 一上肢及び一下肢に機能障害を残すもの…日常生活における動作の一部が「一人で全くできない場合」又はほとんどが「一人でできてもやや不自由な場合」
※日常生活における動作と身体機能との関連は、厳密に区別することはできませんが、
おおむね次の通りとされています。
【手指の機能】
- つまむ(新聞紙が引き抜けない程度)
- 握る(丸めた週刊誌が引き抜けない程度)
- タオルを絞る(水を切れる程度)
- ひもを結ぶ
【上肢の機能】
- さじで食事をする
- 顔を洗う(顔に手のひらをつける)
- 用便の処置をする(ズボンの前のところに手をやる)
- 用便の処置をする(尻のところに手をやる)
- 上衣の着脱(かぶりシャツを着て脱ぐ)
- 上衣の着脱(ワイシャツを着てボタンをとめる)
【下肢の機能】
- 片足で立つ
- 歩く(屋内)
- 歩く(屋外)
- 立ち上がる
- 階段を上る
- 階段を下りる
歩行が困難で車いすを使用しているとのことですので2級、場合によっては1級に該当するのではと思います。
一日も早い認定に向けて、精一杯サポートさせていただきます。
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