知的障害をお持ちの男性の親御さんからのご相談
阿部 久美のブログ

今日は、徳島市在住の知的障害をお持ちの男性の障害年金申請についてご相談を頂きました。
ご相談者はこの男性の奥様のお母様です。
この男性の奥様も知的障害をお持ちで、既に障害年金を受給されています。ところが男性の方は、男性ご自身ご両親のお考えもあって、療育手帳や障害年金の請求は行ってこなかったそうです。
しかし、当事者ご夫婦も、それぞれのご両親も段々とお年を召され、将来についてのことを真剣に考えるに至り、障害年金の請求を決意されたとのことです。
ここで問題になったのは、どこに診断書の作成を依頼するかです。特段、治療を必要とするような疾患ではないためかかりつけの病医院はありません。どこか紹介して欲しいということでしたので、長年、障害児教育やサポートを行った来られた方にお聞きして、ある医療機関をご紹介しました。
お母様がその医療機関に問い合わせたところ、診て頂けるそうですが障害年金の診断書は1年間本人を診た後でないと書けないとのことだったそうです。
お母様にとっては折角決断したのに1年間待つのはお辛いことだと思います。またそれだけ受給権獲得が遅れることにもなります。
しかしこの医療機関の姿勢は大変信頼できる温かいものだと思います。医師にとって診断は専権事項であり最も大切な判断行為です。そして医師の書く診断書は大変大きな社会的効力を持つものです。だからこそ診断書を作成するためには最低でも1年間、ご本人を診る必要があるということだと思います。
請求時にとどまらず、何年か毎の更新の際にも医師の診断書が必要になります。そう考えると、最初から信頼できる医療機関を選んでおくことが大切だと痛感します。
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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。
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