化学物質過敏症の男性の障害基礎年金2級が決定
阿部 久美のブログ

昨日は朝一番に年金事務所に行き、現在、私がサポートさせていただき障害基礎年金の請求をしている男性の審査進捗状況を確認してきました。
1月7日付で、障害認定日に遡って2級の障害基礎年金が決定していました。
初回の年金支払いは2月15日で、この日に障害認定日から今年の1月までの障害基礎年金が一括して支払われ、その後は偶数月の15日に直前の2か月づつが支払われます。
この男性は、4年ほど前から、食品や日用品、洗剤などの化学物質を使用したものに反応し体調が悪くなり始めました。携帯電話など電波を発するものにも同様の症状が発症するようになりました。
やがて、強い頭痛、眩暈、発熱、倦怠感、吐き気、全身の湿疹、体の節々の痛みに襲われ、一度反応すると長期間回復せず数日間寝たきりの状態になるため、専門医を受診し化学物質等過敏症と診断されました。
職場も退職し、自宅にこもりがちで、外出は通院のみという生活を送ってこられましたが、回復ははかばかしくなく、将来の経済的不安も大きくなってきたので、障害年金の請求を決意されご相談いただきました。
化学物質過敏症の場合には、その他の診断書を使用しますがそれ以外に、独特の(化学物質過敏症 照会様式 別紙2)という書面があり、これも医師に作成してもらう必要があります。
又、症例が少ないため厚生労働省の指定難病にもなっておらず、障害年金の認定事例も少ないため、厚生労働省年金局事業管理課が、1級から〜3級までの認定事例を作成し相応する診断書モデルと共に公開しています。
それらを参考にし、ご本人から詳細に、障害認定日当時と現在の日常生活上の困難と制限をお聞きし、それを書面にしてご一緒に診断書作成をお願いに行きました。
請求提出から2か月で、障害認定日に遡っての2級認定を得ることができ、私もホッと致しました。
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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。
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