お役所仕事 その1 全国市町村共済組合編
阿部 久美のブログ

うつ病をお持ちの女性から障害年金請求サポートのご依頼を受け、今年の7月20日に請求一件書類をH県共済組合事務局年金課に持参し提出しました。
天神祭りの前の暑い日だったことを記憶しています。
この女性は、市の職員として働いていた時に発病されました。休んだり勤めを再開したりを繰り返しておられましたが、3年後、ご主人が病を得て他界されました。そのショックもあり、病状が悪化し退職のやむなきに至りました。
以来、現在に至るまで、働けるような状況ではなく、通院しながらの自宅療養を続けておられます。
収入はなく、過去の貯えを取り崩しながら生活しておられますから、経済的な面でも大変大きな不安を抱えておられます。
夏が過ぎ、秋が過ぎ、お正月が近づいてきました。幸いしっかりした診断書を作成頂きましたから、認定されることを信じ、将来に希望の持てる年の暮れから新年をお迎えいただけることを祈って待つこと暫し。未だ決定はありません。
被用者年金一元化で一体化された厚生年金では、申請時に「3カ月以内に通知するよう努力します。」と書いた文書が公布されます。実際に3カ月以内に決定が出ることも多く、それより遅くなる場合には遅くなることについての通知が送られてきます。ところが共済の世界ではそのようなサービス?(最低限の配慮)は一切ありません。
それでは決定が速いのかというと、この始末です。そして、2級以上の決定が下りたとしても、そこから年金機構に決定内容が通知され、年金機構側が障害基礎年金の支払い準備に入りますから、障害基礎年金の支払いはさらに遅れます。一元化と言いながら、まず共済障害が支給開始され、数カ月遅れで障害基礎が支給開始されます。
これぞ典型的なお役所仕事ではないでしょうか。
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